食べる
昨日のブログ『残食』を読んで、りんご組(3・4・5歳児)の先生たちが、食事中の様子などを話に来てくれました。食べる子と食べない子の差が大きく、食べる子は何度もお代わりをしてたくさん食べているそうです。
少ししか食べない子もいるそうですが、今は完食する喜びを味わわせてあげたいので、その子が自分で言った量「少し」「ちょっとだけ」をついでいるということでした。最近は、年度変わりで忙しく(言い訳ですね)、給食を食べている様子を見に行っていなかったことを反省しました。
先生たちは、もっと作る量を少なくしてほしいそうですが、福岡市の共通献立なので決められた量を減らすわけにはいきません。基準献立・・・本当に正しいのかな?と思ったりもします。一人一人体格も違い、家庭で食べている量も違い、好みや食欲も違います。一律に満遍なく食べさせなくてはいけないのかな~?(心の中の呟きです)
今日は豆ごはんだったのですが、惨敗だったそうです。豆ごはんを美味しく感じるのは大人になってからかもしれません。豆を食べなければごはんは食べられそうな気がしますが、味に敏感な子ども達は、あの豆の匂いや風味が気になるようです。
私の娘も息子も大人になっても、いまだに豆ごはんが嫌いです。私は大好きですが・・・。なぜこんなにも食べ物の嗜好は人によって違うのでしょう。不思議ですね。
そんな中、入園した頃、ほとんど白ごはんしか食べなかった5歳児のQくんが、今日も完食したそうです。量を減らして完食することができたことがきっかけで、完食する日が増えたそうです。あんなに何も食べなかったのに、今日はお魚のお代わりがないと聞いて泣き、3粒残ったグリーンピースをがんばって全部食べると言って泣き・・・本当に全部食べたそうです。また自信に繋がったことでしょう。食べることは、いろいろな力に繋がっているのです。
私たち大人は、子どもには偏食なく、つがれたものは全部食べてほしいと望みますが、経験も少なく、味にも敏感な子ども達にとって、いつも完食するのは大変なことなのでしょうね。
先生たちと話して、やはり保育室と給食室の連携が不足していたことを感じました。子ども達においしく楽しく食べてもらうために、情報を交換したり、話し合ったり、給食の先生たちに食育の話をしてもらう時間を作っていきたいと思います。
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