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午睡

 生活リズムを整えるのは、子どもが健康に楽しく生活するうえでとても大事ですね。その中でも睡眠は重要で、整えるのがとても難しいと感じます。


 保育園の子ども達は、6時過ぎにおうちに帰る子ども達がほとんどです。好ましいとされる9時就寝を実現するには、3時間で夜ご飯をつくり、食べて、お風呂に入れなくてはいけません。とても大変でしょう。子ども達はおうちの方と離れている時間が長いので、おうちに帰った後はたくさん甘えたいでしょうし、話も聞いてほしいと大人の計画通りには動いてくれないと思います。


 保護者の方の中には、お子さんを必ず8時までに寝かせている方もいらっしゃいます。それが習慣化すれば、子どもにとって必要な睡眠時間が確保され、大人も自分の時間を少しでも持つことができますね。でも、そうはいかないご家庭がほとんどだと思います。


 3歳児の午睡は鬼門と以前書きましたが、りんごの花保育園では、パーティション1枚隔てた隣で遊ぶ4・5歳児の子ども達の声が聞こえるので、3歳児が眠るのは(寝かせるのは)とても難しい環境で、毎年悩みの種です。


 3歳児のQくんは、「午睡をしないと、夜早く寝るから助かる」と保護者の方が言われたので、無理に寝かしつけないで、Qくんのペースに任せることにしました。ところが、最近になって、保育園の帰り道で寝てしまって、夜中に起きて食事をしたり、その後眠るのに時間がかかり、リズムが崩れてしまって困るというお話を聞きました。夕方も機嫌が悪く、遊びにも集中できません。やっぱりQくんには午睡が必要でした。


 同じ年齢でも、体力や起床時間、就寝時間などで、午睡が必要かどうかは違います。一人一人に合わせるのはとても難しいですが、7時前に起床して、9時前に就寝するために、個人差を考慮してリズムを作っていくことが必要なのでしょう。悩みが多い3歳児の午睡ですが、いろいろ試しながらより良い方法を考えたいと思います。


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