学び
今日は、西区の園長先生方と、大阪で行われている保育博ウエスト2023に行きました。2つのセミナーに参加して、いつもとは違った視点から保育を学ぶことができました。
1つは包括的セクシュアリティ教育についてです。まだまだ性教育を敬遠してしまいますが、子どもの個性と自尊心を育むために幼児期から自分の身体を理解し、守ろうとする力を育てることは大事です。
幼児でも、プライベートゾーンは、自分の大事なところとして、他の人に見られたり、触らせたりせずに自分で守ってほしいと伝えることが大事だというお話を聞いて本当にそうだと思いました。
思春期を迎える準備として、自分のプライベートゾーンは、《きれいな手で、一人の場所で、優しく扱う》ということを伝えることも大切だそうです。性に関する話はタブーだった自分の世代とは大きく変わっていることを実感しました。正しい知識を伝えることは、自分を守ることに繋がるのですね。
2つ目のセミナーは、「今まさに地域に必要とされるインクルーシブ保育の実践」をテーマに、複数の事業を展開されている方のお話を聞きました。
優しい社会を作るために、その都度必要なものは何かを考えて事業を作った結果、小規模保育園、認可保育園、児童発達支援施設、相談支援センターなと28の施設を運営されているそうです。
子どもも、保護者の方も幸せになるために何ができるのかを考えて施設をつくり、それがネットワークになると、さらに一人一人に必要なより温かい支援ができます。
健常者の世界に、障害を抱える人が合わせるのは苦労する。障害の世界に、健常者が合わせる世界を作ってしまっていいんじゃない?と、ポリシーを持って事業を展開されている講師の方の熱い想いに共感しました。
セミナーでの学びだけではなく、普段はなかなかお話できない西区の園長先生方に、貴重な情報をたくさん頂き、学びが多い研修となりました。
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