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歩み

午前中、近隣にある児童発達支援事業所Fさんを訪問して、たくさんのお話を聞かせて頂きました。Fさんは、2年前に開所された児童発達支援事業所で、ST(言語聴覚士)・PT(理学療法士)・OT(作業療法士)というセラピストがいらっしゃいます。こんなに専門家が揃った児童発達支援事業所も珍しいと思いますが、医療法人ということなので納得です。専門性の上に人材・資金が盤石なのでしょうね。羨ましいです。


 それぞれのセラピストの方が発達検査をする資格を持ってあるそうなので、アセスメントの質も高いはずです。ケース会議等では、とても活発な意見交換ができているそうです。設備はほとんど手作りだそうですが、子ども達の安全に配慮した造りになっていて、保護者の方の安心感も大きいと思います。


 質の高い療育を実現するために全て揃っていたので、圧倒されて帰って来ました。管理者のYさんは、理論的にエビデンスに基づいてお話をされるので、納得することばかりでした。本当に素晴らしいと思いました。たくさん勉強させていただき、ありがとうございました。


 本来ならば、ライバル(ではないですね)なので、「療育について相談させてください」とお願いしたら断られるでしょうが、丁寧にじっくりとお話を聞いてくださって、たくさんのアドバイスをいただきました。福岡市は「福岡モデル」で、質が高い療育を目指して定例会が開かれているのも、こんな機会に繋がっているのだと思います。


 収支が全然うまくいかないので、相談させていただいたのですが、根本的なことに気づくことができました。『児童発達支援事業所りんごの花』を開所したいと思った志を思い出し、焦らずにりんごの花らしい療育をしていきたいと思います。


 りんごの花を開所したいと思った理由は、2つあります。まずは発達に偏りがあるお子さんの保護者の方の力になりたいと思ったからです。専門性は足りなくても、共に悩み、一緒に考え、お子さんの成長を喜び合いたいと思っています。

 

 そして、保育園や幼稚園の大きな集団にいることで自分らしく振舞えないストレスを感じているお子さんのもう一つの居場所になって、お子さんのいいところを見つけて、「自分は大丈夫」と思う気持ちを育てたいからです。


 開所して2か月半、迷いながら、悩みながらの日々が続いています。まだまだそんな日々が続くと思いますが、児童発達支援事業所りんごの花らしさを大事にしたいと思います。


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