理念
- 智子 大瀧
- Aug 28, 2024
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5歳児のM先生から聞いたお話です。昨日、5歳児だけ集まって話をしていた時に、全然話を聞いてくれなかったので、「そんなにお話が聞けないなら、もう3組(5歳児)さんだけができるお当番(活動)もできないよね。」と言ったところ、今日5歳児の何人かの女の子たちが「私たちはちゃんと話を聞いているんだから、お当番活動をしたい」と言いに来たそうです。
すばらしい!いくら先生に言われても、自分たちはちゃんと話をきいているんだから当番(活動)をしてもいいはず・・・と思ったのでしょうね。それだけの意識があることと、そう思ったことを自分たちの言葉でM先生に伝えた女の子たちに拍手です。
今日、5歳児で話し合って、やっぱりみんなで当番活動をすることになり、男の子たちの意識も少し変わったようです。少し前のブログに書いたのですが、りんご組(3・4・5歳児)の子どもたちは、お片づけをほとんどしなかった日が続いたので、はな組(1・2歳児)の保育室で遊べないことを経験しました。「私はこれで遊んでいないから」と片づけないと、片づけが終わらなくてみんなが困るということを実感したようで、片づけようとする子どもたちが増えてきました。
叱って〇〇させるのではなく、「自分で考えて行動する」ことを日々大事にしてきた結果、5歳児の女の子たちのように、先生が言うことをただ聞くのではなく、自分たちで考えて、意見を言えるようになったのだと思います。小さいころからの積み重ねで、目には見えない大事な力が育っていることを感じました。
今日6か月の赤ちゃんを連れて見学に来られたお母さんの言葉を思い出しました。11か所くらい保育園を見学されたそうですが、「たくさんの園を見て、近いよりも、園が広いよりも、質が大事だと思っています。」りんごの花保育園を見られてそう思われたのであれば、本当に嬉しい限りです。人・時間・手間はかかりますが、一人一人の子どもを大切に、自分で考えて行動する子を育てたいと思っている園の理念が伝わったのでしょうか。
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