環境
- 智子 大瀧
- Nov 3, 2024
- 2 min read
児童発達支援事業所を開所して一カ月。見学→契約・アセスメント→個別支援計画の了承と少なくとも3回は来所していただかないといけないので、利用までに1か月近くかかっています。ご希望が多いので、利用調整にも時間がかかり、お待たせして申し訳ありません。お子さんにとっては1日1日が成長の大切な時間なのでヤキモキされていることだと思います。
先月は2名のお子さん(親子療育も含めて)の療育が始まり、その様子を見ると、とても楽しそうに落ち着いて過ごしていました。変化に弱いお子さんも多いので、新しい場所に慣れてくれるか、慣れるのに時間がかかるのではないかと思いましたが、とても楽しんでくれているようです。
今月1日に、りんごの花保育園に通園しているお子さんの療育が始まり、初めての送迎でしたが、帰って来ると「とっても楽しかったあ!」と笑顔で報告してくれました。今月から徐々に増えていくので、まずは、ここ(児童発達支援事業所りんごの花)が安心で安全な場所だと思ってくれることが一番大事だと思っています。保護者の方とも信頼関係を作り、たくさんの心配や悩み事を一緒に考えていけたらいいなと思っています。
児童発達支援センターや民間の児童発達支援事業所の療育の場所でも子ども達はとても落ち着いて過ごしています。でも、それは当然のことかもしれません。そこには今まで「困った子」と思われながら過ごしてきた子ども達が安心して過ごせるような環境があるからです。子ども達にとって、そこにいて安心・安全が実感できると、意欲が生まれ、自分で考えて自分ができることをしようと思うようになるのでしょう。
支援する側は、子ども達が安心して過ごせるような環境を準備し、それぞれの子ども達に合わせた課題を提示し、それを克服できるようにそれぞれの子ども達にとって適切な言葉を掛け、支援を行っていけばいいのだと思います。
一人一人の子ども達の課題を明確にするためには、発達検査やアセスメントはとても重要です。集団の中にいると、子どもは他の子どもを真似ながら一緒に行動することが身に付いているので、理解できないまま行動していることが多々あり、課題の発見が遅れることがあります。
一人一人をじっくり見て、じっくり関わることができる児童発達支援事業所の役割は大きいと思います。開所して1か月・・・これからが本番です。
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