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発熱

 先週、0歳児と2歳児のお子さんを連れて見学に来られたお母さんは、とても困っていらっしゃいました。現在、企業主導型保育園に預けているそうですが、お子さんが頻繁に発熱をするので、なかなか預けることができないそうです。


 お子さんは、もともと体温が高めだそうで、朝自宅で37.5度以下でも、園で測ると37.5度を超えていて預かれないと言われ、そのまま連れて帰る日が続いているというお話でした。「お姉ちゃんがかわいそうで・・・」とお母さん。お友達と遊びたいのに、「一緒に連れて帰ってください。」と言われ、自宅にいるそうですが、コロナ禍でなかなか外にも出られず、ストレスがたまっているそうです。


 りんごの花保育園では、38度を過ぎたら、保護者の方に連絡をして園で様子を見ることを伝えます。38.5度を過ぎたら、お迎えをお願いしていますが、おうちに帰ると熱が下がっていたというお話を伺うこともあります。


 子どもは環境の影響を受けやすいので、気温や室温が高かったり、集団生活でのストレスで熱が高くなることもあります。大人でも、家庭に帰るとリラックスして体調が良くなることもありますよね。子どもはなおさらではないでしょうか。


 先週の小児科医の下村先生の研修はとても勉強になりました。発熱してすぐに受診しても、病気の原因はわからないので、12時間以上経って受診をしてほしい。発熱したからと言ってすぐに重篤な病気であることは稀なので、慌てないでしっかりお子さんの様子を観察してほしい・・・


 保育園でも、熱があるからとすぐにお迎えをお願いするのではなく、涼しい場所や静かな場所に移動して30分ほど経ってもう一度検温した方がいいと思いました。発熱は病気のサインというだけではなく、体の中でウイルスと戦っているということでもあるので、あまり熱に敏感にならないことも必要ですね。


 体温が高めのお子さんもいるので、一律〇〇度以上の時は預からないというのは、やっぱり厳し過ぎるように思います。疾病に対する知識も深め、慌てずに行動できるようにならなくてはと思いました。




 

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