約束

 どの社会でもそうですが、りんごの花保育園にもたくさんの約束があります。この目に見えない約束によって、一人一人感じ方、考え方が違う人間同士が一緒に生活したり、活動することが可能になります。


 約束は人間の行動や生活を制限するために存在しているのではなく、人と人が共に気持ちよく暮らすことができるためにあるものです。約束は、その約束に携わる全ての人たちがそれを知っている、理解している、守らなくちゃと思っていることが必要になります。


 りんごの花保育園の約束の中には、園で決めた約束と子ども達と先生が話し合って決めた約束、子ども同士で話し合って決めた約束があります。約束が多いほど、制限が強化されてしまうので、できるだけ約束は少ない方がいいですね。そう思いながらも、子どもたちの周りにはたくさんの約束があります。


 先日、視察に来られた方が、子ども達が書いた約束の掲示を見て感心されていました。LaQ(

小さな部品を組み合わせて作る玩具)に関する約束です。


・だいじにつかう

・おちたらひろう

・つくったのだけキープ

・おともだちのはさわらない

・バラバラにかたづける


 たった一つの玩具で遊ぶのにもたくさんの約束が必要になります。LaQはとても小さい部品が大量にあるので、子どもたち一人一人が約束を理解し、守ろうとしなければ楽しく遊ぶことはできません。子ども達は、約束を守らないと楽しく遊べないということを経験の中から学んでいるのですね。


 せっかく決めた約束も、時々みんなで確認しなければ、約束の形が少しずつ崩れてしまいます。今日は保護者の方から、「リュックにつけるキーホルダーは1個と決まっているのに、『〇〇ちゃんが5個つけているから、自分ももっとたくさんつける』と言われて困りました。」という相談がありました。


 約束は変えてもいいのですが、変える時は、みんなの同意が必要です。キーホルダーについては、たくさんつけて無くしたりすることが度々あったので、目印として1個だけつける約束になりました。でも、いつの間にかキーホルダーが増えている子もいたようです。


 もう一度子どもたちと話し合いたいと思います。子ども達が納得して、約束が守られていくことが大切だと思います。



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