経験

 今朝はひどい雨でしたね。うんざりしながら園の玄関に入ると、「ご自由に使ってください」と置いている使用済みのタオルが山積みでした。小さい子ども達の雨の日の登園は本当に大変ですね。


 それでも前向きに考えると、子ども達は雨の日の道の歩き方が上手になります。水たまりを避けたり、長靴の中が濡れないように水たまりに入り、楽しむことができます。傘を挿すのも、傘を畳むのも、年長児になると傘をクルクルと巻くのも上手になります。経験は大事ですね。


 いつも、お昼寝から早く目覚めた1・2歳児の子ども達は事務室の前で遊んでいるのですが、今日は、この前入園した1歳児のAちゃんと何人かの子ども達が2階の保育室に遊びに行きました。でも、Aちゃんは階段に慣れていないようで、階段を上がる時も、降りる時も恐る恐るだったそうです。やっぱり経験は大事です。


 最近、保育園見学に来られる方が口を揃えて言われるのは、「コロナウイルスの感染が怖くてどこにも行けないし、誰とも会えなくて子どもがかわいそう・・・。毎日私と二人で家の中で過ごしているんです。」という言葉です。コロナウイルスのために、子ども達が普通に経験していたことが経験できなくなっているのですね。


 階段の上り下りや、高いところからのジャンプ、泥遊びや水遊びなど、外で体を動かして子ども達は遊びながら体の機能が発達していきます。同じ年ごろのお友達と遊んだり、ご両親以外の人と話したりすることで、人との関わりの楽しさを知っていきます。その時期に経験しておきたいことができないまま成長していることがとても心配です。


 感染者数が急増し、コロナウイルス感染の脅威を身近に感じることが多くなり、ますます子どもの行動に制限をかけなくてはいけなくなっています。様々な経験をさせてあげてください・・・とは言えない状況ですが、それでも、人が少ない時間に散歩をしたり、家族で体を動かしたり(家の中ででも)、できることはきっとたくさんあります。大人がコロナウイルスに負けないようにしたいですね。

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