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絵本

 昨日は「みーちゃんのおはなし会」でしたが、お話会の先生方は、季節や子ども達の姿、年齢に合わせて絵本を吟味して子ども達に読み聞かせてくれます。昨日もこの季節にピッタリの絵本『もりのてぶくろ』を選んでくれました。絵がとても繊細で美しくて、その世界に引き込まれました。


 初版は2004年で、ロシアの方が描かれた絵本です。繊細な絵のタッチときれいな色彩は芸術作品だと思います。こんな素敵な絵本に出会えるのもお話会の先生方のお陰です。本屋さんに行くと、タッチや色彩がはっきりした今どきの絵本がずらりと並んで、思わず手に取ってしまいますが、最初はおもしろくても何度も読もうという気持ちにはなれません。


 子ども達が何度も読みたがる絵本は、『絵が語る』絵本です。字が読めない子ども達は、絵を見ながらストーリーを理解し、イメージを広げていきます。そんな絵本に出会えた子ども達は幸せだと思います。一生ものかもしれません。


 昨日、お話を聞いていた子ども達は、お話が終わるたびに「早い!」と何度も言っていました。集中して聞いていたので、短く感じられたのでしょうね。お話会の先生方にその話をすると「『早い』っていうのは最上級の誉め言葉だと思っています」とおっしゃっていました。


 お話会の先生方は、特別支援学級のお子さんたちにも話をされるそうです。真剣に聞いてくれる時もあれば、席を立つこともあって反応がはっきりしているので、子ども達の姿を見て修行が足りないと反省することもあるそうです。いくつになっても、研究し、反省をされていることを聞くと、やっぱりプロ(専門家)だなと思います。


 私も毎月1回のこの時間をとても楽しみにしているのですが、子ども達がザワザワしていると、お話の世界に入っていくことができません。子ども達だけでなく、私たち大人もお話の世界の中に入り込んで満足するまでその世界に浸ることができるようなお話会になればいいなと思っています。


 

 


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