自信
昨日は、子どもの力にまたまた驚かされました。給食前に、主任のA先生が、りんご3組(5歳児)のRくんと一緒に事務室に入ってきました。「園長先生、Rくんを見てください。すごいんですよ!」
朝の放送の時くらいしか事務室に来ない恥ずかしがり屋のRくんの手にはルービックキューブが握りしめられていました。
「園長先生、何色がいい?」と訊かれて、「赤」と答えると、クルッと後を向いて後手でルービックキューブを回してあっという間に一面赤が揃いました。
「すごい!」と驚く私に、「次は何色がいい?」と言われ、「黄色」と答えると、やっぱり後手にしてすぐに黄色が揃いました。「すご〜い!」と拍手喝采する私達を、Rくんははにかんだような笑顔で見ていました。
1週間前ブログの『究める』というタイトルで、ルービックキューブに興味を持ったRくんが48秒で2面を揃えることができるようになったと書いたのですが、短い間に見なくてもできるようになったのです。きっと頭の中でイメージしているのでしょうね。ルービックキューブ名人のA先生も、「僕は、見ないですることはできません。」と言っていました。
子どもはすごい力を持ってますね。興味を持つと、スポンジのようにあっという間に知識や技術を吸収していきます。ルービックキューブに夢中になって、すごい技を見せてくれたことはもちろん嬉しかったのですが、それよりももっと嬉しかったのは、少し引っ込み思案だったRくんが、生き生きとした表情で、私の目をまっすぐに見て話しかけてくれたことです。
子どもを信じ、子どもの主体性を尊重した関わりをしていくと、必ず今日のようにドキドキするほど嬉しい場面に出会うことができます。ありがとう、Rくん。
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