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誤嚥

 8か月のお子さんが保育園でりんごを食べて重篤な状態になっているというニュースが流れました。りんごの花保育園でも、先週4歳児がビー玉を飲み込む誤飲があったので、思い出して胸が苦しくなりました。


 8か月は、離乳食の中期です。『モグモグ期』と言われるように、歯茎と舌でつぶせる固さの形状のものを食べさせます。感覚的には、豆腐くらいの固さです。個人差はありますが、下の前歯が2本生えているくらいだと思います。


 2本の前歯で噛むのは難しく、噛んだ経験も少ないので、丸のみの状態になってしまうことを想定して食べさせなくてはと思います。これまで園でもりんごが出ることがあったのですが、切り方についていろいろ検討してきました。子どもたちに自分で持って食べさせたい、子どもたちも自分で持って食べたいという思いが出てくるので、完了食を過ぎたら、薄く切って出したこともありました。でも薄く切っても折れてしまって飲み込むとつかえることがあるので、怖いです。りんごは注意が必要な食べ物です。


 先日の研修会で、離乳期のりんごは煮るかすりおろしで出す方がいいと言われました。でも、煮ても芯が残ることがあってはいけないので、すりおろしてもらうことにしました。私たちは当たり前のように食べ物を口に入れて飲み込んでいますが、それまで液体のものしか口に入れたことがない赤ちゃんが固形物を飲み込むのはとても怖いことです。安心できる人とでなければできないことです。


 ニュースでは、家庭でりんごを食べたことがあると聞いて、2回目の給食の時に刻んだ状態(長さ7ミリ、幅2ミリ、厚さ3ミリ)で食べさせたそうです。家庭でどんな状態で食べさせたかきいていなかったのが事故に繋がったと思います。


 りんごの花保育園では、初日の離乳食は保護者の方に食べさせてもらっています。その時に、おうちでの離乳食の形状や味、食べさせ方などを尋ねています。初日の離乳食をおうちの方と一緒に食べるのは赤ちゃんの安心感にもつながります。


 今回の重大事故を受けて、福岡市の離乳食メニューからりんごはなくなるでしょう。命を預かっている重みや責任をさらに強く感じています。

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