食育
昨日、1歳半のお子さんを連れて見学に来られたお母さんが「食事が気になるので保育園に入れたい」とお話しされていました。お母さん自身が食事に興味がなくて、お子さんに何をどのくらい食べさせればいいかわからないそうです。
食事に興味がないと、偏りが心配です。以前の研修で、お母さんが朝はコーヒーだけだから、子どもにも朝食を食べさせない人がいるという話を聞きました。お母さんにとって朝食を食べないのは普通のことでしょうが、子どもは一食抜いてしまうと、成長や発達に影響を及ぼすことがあるので、大人と子どもを同じように考えるのは怖いです。
昨日、子ども達と給食を食べている時に、5人のうち2人の子が「マヨネーズは嫌い」と言って、残していました。子どもはみんなマヨネーズが好きという思い込みがあって、マヨネーズをつけたら、ブロッコリーを食べれそうな気がして先生達がマヨネーズを配膳したのかもしれません。
人の嗜好は様々です。同じ食物でも、ある人にとっては大好物なのに、ある人にとっては口に入れるのも嫌なくらい苦手だったりします。みんな違うんですね。
保育園でも偏食をせずになんでも食べてほしいと思っていますが、一人一人嗜好も感覚も違うので強制することはできません。それでも、苦手なものにもチャレンジして、おいしいと感じてくれる瞬間が来ることを願いながら、試行錯誤しています。
食育の一番の目標は、楽しく美味しく食べることです。そして「苦手だけど、今日はチャレンジしてみようかな」と思う日を増やすことです。
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