志
- 智子 大瀧
- Jun 6
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一昨日、理事会を行いました。社会福祉法人は、理事6名、監事2名を選出して、最低でも年に3回理事会を開かなくてはいけません。理事には福祉に精通した社会的に信用が高い方を人選しなくてはいけないので、法人立ち上げ当時はとても苦労しました。当時非常勤講師をしていた短大の学長代理の先生にも無理を言って理事を引き受けてもらいました。
法人立ち上げから8年、ずっと温かく親身になってくださっていた娘の義理のお父さん(県立大学の名誉教授)が2月末に急逝されました。開園当時、園庭に石がゴロゴロ転がっていて、子ども達が裸足になれないと理事会で話すと、すぐに石拾いに来てくださったり、さつまいもの苗を持って来てくださったことを思い出して胸が苦しくなります。人の命は本当に儚いです。頂いたご恩に報いるためにも、志を持って法人を発展させなくてはと思っています。
今月中に理事会と評議員会を開催して、事業報告や決算報告をして承認をもらわなくてはいけません。社会福祉法人は公益性が高く、厳格なルールがあるので、この時期はとても忙しく、緊張もします。社会福祉法人なので当然果たさなくてはいけないことですが、正直きついです。
決算報告では児童発達支援事業所についても報告をしました。まだまだ収支のバランスが取れず、大きな課題を抱えています。質の高い療育と健全な経営が両輪になりにくい事業だと感じています。保育園のように守られず、自力で頑張らなくてはいけない事業です。始めたからには両輪を目指したいと思っていますが、茨の道です。
亡くなられた理事の方の後任に、全国保育士会会長を10年ほど(不確かですみません)長年続けられたU先生に、理事をお願いしました。1,000坪の土地に、保育園・学童・児童発達支援事業所・研修センターを建設されている大変忙しい時期にも関わらず、無理なお願いを引き受けてくださいました。U先生とK先生(福岡県保育士会顧問)のお陰で、今の私があります。たくさんのことを教えてくださった方々です。尊敬する先生方に理事になっていただき、またこうしてお話ができるのは光栄なことです。
理事会で久しぶりにお会いしたU先生はとてもパワフルで、何年振りかに熱い気持ちを分けていただきました。大きな事業を一から立ち上げる大変さはよくわかります。いろいろな壁が立ちふさがっているでしょう。でも、U先生だったら、きっとその壁を乗り越えて、これまでにないスタイルの保育園や療育施設を創られることだと思います。私も負けてはいられません。質の高い保育園・児童発達支援事業所を目指してがんばります。
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