BLW(赤ちゃん主導の離乳)
- 智子 大瀧
- Jun 17
- 2 min read
離乳食が進まない赤ちゃんがいて、お母さんも先生たちもいろいろ試してみるのですが、効果がでません。一生懸命になればなるほど、食べてくれなくて焦ります。どうしたものかと悩んでいると、他の(若い)先生が、赤ちゃん主導の離乳(BLW)について教えてくれました。
離乳食の進め方については、始める時期や食材、その形状や固さ、量などがきっちりと決まっています。最初は味付けをせず、トロトロの状態から始める・・・・。でも、決まった通りにしても、赤ちゃんが食べてくれなくてがっかりした経験がある方も多いと思います。昨日は食べてくれたのに今日食べなかったのは茹で時間が足りなかったから?などいろいろ悩みますね。
赤ちゃんが食べる量なので少ないのですが、それでも手間はかかります。私も炊飯器にお猪口を入れてご飯を炊いたり、一番出汁、2番出汁と別々に冷凍したり、いろいろ工夫したのになかなか食べてくれなくてイライラしたことを思い出します。今のようにレトルトの離乳食もなく、手作りをするしかなかった時代です。
BLWは、Baby(赤ちゃん)Led(導く・主導)Weaning(離乳)の略で、赤ちゃん主導の離乳ということらしいです。こんなに長く保育園にいるのに、今日初めてBLWを知り、ブログに書いています。でも、そんなに特別なことをするわけではなく、赤ちゃんも一緒に家族で食事を楽しむことというのはわかりました。
赤ちゃんが進んで食べてくれるように、環境を整えることが大事なようです。赤ちゃんが食べやすい食材を準備して、自分から食べるのを見守り、食卓の下がひどい状態になっても気にしないことが求められるので、抵抗感を感じる方がいるかもしれません。
赤ちゃんも一人ひとり違うので、ドロドロの食感が好きな子もいれば、苦手な子もいます。食べさせられるのは嫌で、自分で食べたい子もいます。短大で非常勤講師をしていた頃、乳児保育の授業で離乳食の講義をしていましたが、学生に伝えた離乳食の進め方の方法は一つだけで、それが正しいと思っていました。
正しいかもしれませんが、食が進まない赤ちゃんのお母さんにとって、離乳食は一人前に食事ができるための修行のような時期になっているかもしれません。BLWを知って、もっと赤ちゃんと一緒に食事を楽しんでもいいんじゃないかと思えました。離乳食が修行に感じるならば、BLWの世界を覗いてみるのもいいかもしれませんね。
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