引き出し

　一日蒸し暑く、雨も降りだしましたね。今週はずっと雨のようで、梅雨の真ん中にいることを感じます。月曜日は雨の確立が高いことをご存知ですか？りんごの花保育園は、毎週月曜日が体育教室で、雨が降った時は保育室内で行っているので、雨の確立が高いことを確信しています。

　体育講師のT先生と、「また雨ですね。保育室でします」と話すのが挨拶のようになっています。前日に雨が降ったら、人工芝が乾かないので屋外園庭が使えないという事情も関係しているのですが・・・。明日も保育室内で汗を流すことになりそうです。

　雨が降って外に出られないと、行き場をなくした子ども達のパワーがぶつかり合ってトラブルが増えます。長時間同じ場所で同じ友達と一緒にいれば仕方ないですね。こんな時、もっと園舎が広くて、空きスペースがあったらいいのにとため息が出ます。

　こんな閉塞感を打破するためには環境を変えることがとても大事です。いつもの保育室ではなくて、園舎内散歩に行ったり、雨の中、少人数で傘をさして園庭を一回りするだけでも気持ちを切り替えることができます。

　先々週雨が降り続いていた時、はな組（１・２歳児）は、大型の遊具を出し、階段にマットを敷いて滑り台にして汗びっしょりになって遊んでいました。友達と一緒だとチャレンジしたいという気持ちが沸き上がって来て、遊びが盛り上がります。

　もちろん、身体を動かすことだけではなく、いつもと違う材料を使う製作は頭と心を使って楽しめます。こんな閉塞感がある時期だからこそ、先生たちの保育の引き出しの中身が活かされます。雨が降ると、湿度が上がり、不快感が増しますが、新しい引き出しを楽しみに、明日も元気に登園してきてくださいね。