- Oct 31, 2022
ハロウィン
今日はハロウィン。先週から準備に余念がなかったりんご組(3・4・5歳児)の子ども達。お部屋の飾りも準備万端で、温度差はありますが、それぞれ手作りの衣装を付けて、事務室に入って来ました。 照れながら、「トリック・ア・トリート。お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と言われたので、「お菓子をあげるからいたずらしないでね」と、用意していたお菓子を渡しました。恥ずかしそうな顔、満足そうな顔、不思議そうな顔、いろいろな顔が並びました。それぞれにかわいい顔を見て、ハロウィンも悪くないと思いました。 ハロウィンは、日本で言うところのお盆の行事ですが、海外だとこんなに雰囲気が変わるのですね。日本のお化けは怖いですが、海外のガイコツ、妖怪はユニークで親しみやすいのはなぜでしょう。 文化の違いでしょうか?人種の持ち味でしょうか?伝え方でしょうか?表現の仕方でしょうか? ハロウィンが急に広まったのは、仮装(違う自分になれる)ができるからでしょうね。変身願望を満たしてくれるので、大人も子どもも、男女や世代を超えて楽しめるのでしょう。 古い人間なので、少し前までお祭り騒ぎをす
- Oct 30, 2022
質の低下
金曜日のキャリアアップ研修の講師は四年制大学の教授でした。「教員採用試験の倍率は過去最低で、現在受け持っている学生は、一次は全員合格し、二次も8割合格するだろう。卒業したら、すぐに担任を持つことになるが、大丈夫だろうか?と心配な学生もいる」と言われました。 昔は、小学校の先生になるには競争率が高くて、相当な努力が必要だったと思うのですが、最近は教師になりたい人が減って来たということでしょうね。それだけ小学校の先生は大変な仕事なのだと思います。 でも、この学生大丈夫?と思う人が担任になったら困るのは子ども達です。特に小学校1年生は、保育園、幼稚園の生活や学びとは違うことがたくさんあるので戸惑うことも多いと思います。一人一人の心に寄り添うことが必要ですが、大丈夫でしょうか?スタートで躓くのはとても可哀そうです。新任の先生が一年生を担任することはあまりないとは思いますが、小学校に送り出す立場としてはとても気になります。 『幼保小の架け橋プログラム』が制定され、その活用が求められていますが、保幼小の連携は一向に進む気配が見えません。子ども達が小学校に入学
- Oct 29, 2022
言葉
昨日の職員勉強会では、言葉についても話しました。自戒を込めて、子どもたちにかける言葉はもっと意識をしなくてはと思います。保育園では、子どもたちと長時間、長期間一緒に過ごすので、親密な関係ができます。だからこそ安心できる関係に甘えずに、自分の立場を意識しなくてはと思います。 親しみと馴れ馴れしさは違いますね。子どもが相手だと、言葉が雑になったり、子どもにわかりにくい言葉を使ってしまうことがあって、後で反省します。子ども達は「今のどういう意味?」「もっとゆっくり話して」などいうことはほとんどありません。わからなくても、大人の仕草や表情でなんとか理解しようとしてくれているのかもしれませんね。でも、私たちは一番言葉が発達する時期の子ども達とかかわるので、それを意識しなくてはと最近ずっと考えていました。 昨日の研修会では講師の先生が言葉についても話されました。言葉を獲得している子どもたちなので、保育士は美しい言葉を使うこと、省略しないこと、単語で言わないこと・・・。心がチクリと痛みました。もっと言葉を吟味しなくてはと思いました。 職員勉強会でも、先生たちと
- Oct 28, 2022
幼児教育
今日は、キャリアアップ研修会にお世話係で出席しました。キャリアアップ研修は、保育士のキャリア形成のために受講する研修で、概ね経験年数が7年以上の方を対象にしています。 様々な分野があるのですが、受講すると、処遇改善の対象となり、手当が加算されます。これまではどんなにベテランになっても、給与に反映される額は少額だったので、保育園業界にとっては画期的です。保育士を続けていくモチベーションにもつながるでしょう。 今日の研修分野は幼児教育で、とても興味深く研修を受けさせてもらいました。 〜幼児期の教育は、生活を通して身近なあらゆる環境からの刺激を受け止め、自分から興味をもって環境に主体的に関わりながら、様々な活動を展開して、充実感や満足感を味わうという体験を重ねていくことが重視されなければならない。 幼児が環境との関わり方や意味に気づき、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになることが大切である〜 ・・・と幼稚園教育要領に書かれた重要な部分を再確認しました。子ども自身が、「それ面白い、やってみたい」から始まり、「わかった、もっと知り
- Oct 27, 2022
歯科検診
年に一度の歯科検診の日でした。子ども達は病院の先生が苦手です。歯医者さんはさらに苦手です。「何もしないから大丈夫」と言われてもやはり怖いです。白衣の先生を見た瞬間、表情が変わりました。でも、がんばっている友達の姿を見ると、安心したり勇気が出てきます。 1歳児は半分くらいの子が泣きました。2歳児は3分の1くらい、3歳になると泣いたのは1人だけでした。2歳児は、友達が受診している姿をじっと見て、終わると、「できたね」「だいじょうぶだよ」とがんばった友達の肩を叩いたりしていました。泣かなかった子は、お兄さん、お姉さんになった自分を感じるようで、まだ受診していない友達に、「怖くないよ」と励ましていました。友達に気持ちを寄せられるようになり、小さな子ども同士励まし合う姿が微笑ましかったです。 4・5歳児になると、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」とあいさつをして余裕です。しっかり見てもらい、「大丈夫」と言われると、誇らしそうでした。 昔に比べて、虫歯がある子はずいぶん少なくなりました。虫歯がある子は疑いも含めて5人だけでした。その代わり、叢