- Nov 30, 2022
免疫力
お昼時、りんご組(3・4・5歳児)の保育室に入った途端、3歳児のMくんに、「園長先生が作った給食、おいしいよ~!」とニコニコ笑顔で言われました。私はこんなに手早くおいしく作れません。でも、こんなにおいしいから私が作ったと思ってくれたのは嬉しかったです。 本日のメニューは、白ごはん、春雨入りスープと魚のかばやき。きっと今日も『ぴかぴかごはんひょう』には★マークがつくでしょう。今日の魚はアジでした。しっかり尾までついていたのですが、小さい骨をよけながら上手に食べていました。4歳児のHくんが、「この魚はアジだよ。マグロもおいしいよ。マグロはこうして釣るんだよ」と熱弁してくれるのを聞いて、先日さかなグループで魚の種類を先生たちに訊いて回ったり、図鑑で調べたことが心に残っているんだろうなと思いました。 大人でも、魚料理を見て魚の名前を言い当てるのは難しいですね。肉料理を食べる頻度が上がってきて、魚を食べることが少なくなっていますが、栄養いっぱいの魚をもっと好きになってくれるといいなと思います。 今日は急に寒くなりましたが、子ども達は半袖や裸足で園庭で遊んで
- Nov 29, 2022
就学前の心情
りんご組(3・4・5歳児)の保育室に行くと、5歳児のAくんに、「園長先生、3月になったらいいことがあるよ。」と言われたので、「なに?」と尋ねると、「3月になったら、保育園にLaQ(ブロック)を全部持ってくるよ。もうAくんいらないから、保育園で使って。金とか銀とかいっぱいあるから。」と目をキラキラさせながら話してくれました。 今朝、5歳児のYちゃんと歩いていると、「もうすぐ小学校だね」という話になり、「小学校に行ってもいつでもりんごの花保育園に遊びに来ていいんだよ。先生たちみんな待っているから。Yちゃんが大きくなってりんごの花保育園の先生になってくれたら嬉しいな。」と言うと、Yちゃんも目をキラキラさせながら、「うん、わかった」とうなづいてくれました。 こんな話が出てくる時期になりました。卒園まであと4か月。きっとあっという間なのでしょうね。寂しいです。目をキラキラさせて入学前の話をしてくれる5歳児の子ども達ですが、その心の中は複雑です。10月・11月に就学前健康診断があって、それぞれの小学校に行ったことで、期待よりも不安の方が大きくなってしまったよ
- Nov 28, 2022
リスク管理
九州産業大学建築都市工学部都市デザイン工学科の先生と学生さんが、研究と卒論のために、災害時の対応などについて話が聞きたいとりんごの花保育園に来られました。りんごの花保育園のブログを見て下さって、これまで水害や台風でアタフタしたことに興味を持たれたようでした。 いろいろお話しているうちに、開園した年(開園して3か月後)に遭遇した大雨の時のことが蘇りました。私は博多区で生活してきたので、この辺の土地に全く知識がありませんでした。ハザードマップで洪水のリスクスポットに入っていることは知っていたものの、その怖さを想像することはありませんでした。言い訳をすると、開園準備でそこまで考える余裕がなかったのです。 2018年7月6日、これまで経験したことのない雨が降りました。もう止むことはないんじゃないかと思うほど長時間大雨が降り続きました。室見川が決壊しそうという話を聞いて、何度も見に行きました。子ども達を連れて避難しようと思いましたが、途中の道のりを考えると危険だったので、保護者の方に電話をかけて迎えに来てもらいました。 そんなことを思い出し、話しながら、リ
- Nov 27, 2022
行事
コロナの出口が少し見えて来て、振り返る時期に来ているのかなと思います。先日の研修会で、講師の先生が、「幼稚園・保育園ではよく『大きな行事』と言いますが、大きい、小さいってなんですか?」と問われました。 大きな行事・・・確かによく言います。運動会やお遊戯会を大きな行事だと自然に言っています。何が大きいのでしょう?かける時間?練習量?費用?保護者へのアピール?振り返るとちょっと気まずい思いがします。 講師の先生は、「コロナのために、これまでの行事を縮小したり、変えたりしなくてはいけなかったけれど、それで気づいたこともあると思います。コロナが収束したら、またコロナ前の行事に戻りますか?」と問われました。 コロナのために私たちはずいぶんいろいろなことを変えざるを得ませんでした。でも、変えた(縮小したり、中止したりした)ことで、時間と心にゆとりが生まれ、子ども達と向き合う時間が増え、一人一人の子どもの成長や課題に気づくことができました。大きな行事を成功させることと、日々の保育が豊かになったこと、どちらが子どもにとっていいことでしょうか? 先日キャリアアップ
- Nov 26, 2022
ぴかぴかごはんひょう
栄養士のK先生が、『ぴかぴかごはんひょう』を作ってくれました。給食のメニュー表に、写真を載せて、子ども達がよく食べたメニューには、★マークをつけています。はな組(1・2歳児)は黄色、りんご組(3・4・5歳児)は赤色の★マークです。 一時期残食が多くて、一生懸命作っている給食の先生たちは、保育室から帰ってくるお鍋やトレーにたくさん残ったものを見てがっかりしていました。おうちでもそうでしょうが、たくさん食べてほしいと思って作ったものを食べてくれないのは悲しいですね。おうちだったら、子ども達の好きなものばかりを作ってしまうこともできますが、保育園の給食は、栄養摂取量を考えて作られたメニューなので、子ども達が苦手なものも出てきます。 りんごの花保育園の給食は、『楽しい食事』であることを大切に、子ども達が自分で食べようとする気持ちを育てたいと思っているので、全員に同じ量をついで、完食するまでごちそうさまができません・・・なんてことはありません。 未満児クラスは、毎日担当の先生と食べるので、一人一人の好みがわかっています。無理なく食べてくれるよう、その子に合