リスキリング

　先日、福岡市立田隈小学校の校長先生のお話を聞く機会がありました。子ども達の未来のために、今子ども達が小学校で何を学んでいるのかについて教えていただきました。AIや科学技術の進歩に伴って私たちの生活は大きく変わっています。今後さらに私には想像もできないくらい世界や社会のありようが変わってくるのでしょう。子ども達はそんな世界を生き抜いていかなくてはいけないのです。

　オックスフォード大学准教授マイケル・オズボーンの研究では、１０～２０年後に日本の労働人口の約４９％が就いている職業が機械に代替えすることが可能だと話されていましたが、２，３年前に同じような話を聞いた時よりも、スピードが速まっている気がしました。

　子ども達のゴール（就職先）が変わっているので、教育も変わらざるをえず、これまで文系・理系に分かれて、高校以降は得意なことを学習すれば、望む大学に進学することができたのですが、AIの技術を使いこなすには数学的な力が必要で、文系でも数学が試験科目になるだろうと言われました。私は高校の途中で数学を学ぶことを諦めてしまったのですが、これからの子ども達は苦手でも学び続けないといけないのですね。大変な時代になりそうです。

　２０２２年１０月、政府はリスキリングに５年で１兆円の投資をすることにしました。今後成長が見込めない仕事やなくなるかもしれない仕事についている人、新しいスキルを身につけて成長分野に転職をしたいという人には大きなチャンスです。助成金を受けて、学ぶことができるかもしれません。インターネットなどで情報を収集して、チャレンジしてはどうでしょうか？

　最近（本当に遅ればせながらですが）、『学問は裏切らない』という言葉が腑に落ち、積極的にオンデマンドの研修を受けています。オンデマンドはいつでも、どこでも、何度でも見ることができるので、とても便利です。やっとこの歳になって自分のために勉強できるようになりました。もっと早くから勉強していたら、今の仕事に活かせたり、子ども達により良いかかわりができたのにと思ったりしています。

　学ぶのに年齢は関係ないと思いますが、学んだことを将来に生かすためにはより早く学んだ方がいいですね。もっと早く気づきたかったな～。このブログを読んでくださっている方は、私より絶対に（！）若いので、アンテナを張って次のステップを目指してリスキリングにチャレンジしてくださいね。