（少しだけ）小学校訪問

　５歳児９人の子どもたちと一緒に、近くのF小学校に行きました。小学校入学に対する不安がいっぱいの子どもたちがいるので、みんなで小学校に行って、「小学校って楽しいところだよ」と伝えたいと思いました。

　先日小学校の冷たい対応を愚痴ってしまったことが伝わったのか（そんなことはないと思います）、もう一つの小学校の教頭先生からも、昨日許可を戴いたので今月末に行く予定です。でも、運動場を見たいというささやかな願いもスムーズに叶わないので、小学校は遠いところだな～と思います。

　モヤモヤした気持ちも抱えながら、F小学校を目指しましたが、そんな私のマイナス思考に気づかない子どもたちは、みんな一緒なので、元気いっぱいに小学校の門をくぐりました。小学校の広さに驚いた子もいましたが、昨年１０月に就学前健康診断を受けた子どもたちが、「ここが体育館だよ」「校長先生のお部屋はあっち」などと教えてくれました。

　広い広い運動場を走り回り、シーソーやジャングルジムなど、りんごの花保育園にはない遊具を思いきり楽しみました。子どもたちが運動場を駆け抜ける姿を見て、改めて大きくなったんだなと思いました。運動場では、放課後の遊びの広場や、留守家庭教室の先生方がたくさんいらっしゃって子どもたちに声を掛けてくれました。

　小学校のお姉さんたちに、「かわいいね」「どこの保育園？」などと聞かれて、子どもたちはすっかりリラックスして嬉しそうでした。小学生は保育園児の子ども達のことを好意的に受け入れてくれたように感じました。やっぱり壁があるのは、大人の世界ですね。

　帰りに卒園児のHくんや在園児のお兄さんのPくんに会って、「小学校に来たら、（自分たちに）まかせて」と言われ、子どもたちの不安は払拭されたようで、小学校に行って本当に良かったと思いました。実際に見て感じることは大事ですね。優しいお兄さん、お姉さんに出会えて、子どもたちは小学校に安心感を持つことができたと思います。こんな活動がどの園も普通にできるようになるといいなと思います。