top of page

保育園脱出計画

 子どもの発想は実におもしろいです。大人の想像を超えています。先週、4歳児クラスの子ども達全員で『保育園脱出計画』を立てていたそうです。いつ、脱出するか?どうやったら、脱出できるか?脱出した後どうするか?いろんな意見が出て、「ものすごい盛り上がりを見せていた!」と担任のM先生が話してくれました。


 「今日の4時に脱出しよう!」ということになり、それから時計とにらめっこ。4時になるまでに、また話が盛り上がり、脱出したら、みんなで近くのモールに行こうと意見が一致・・・。園庭のフェンスを乗り越えて脱出しようということになったらしいのですが、M先生が「ここを乗り越えて、子どもだけで歩いていたら、警察の人に見つかってお家の人に連絡されるよ」と言うと、ちょっとマズイ…という表情に。それでも子ども達の心はみんなでモールに行って買い物をするというワクワクする冒険の虜になったようです。


 「1000円持って、レゴブロックを買いたい」と言うOくんに、M先生が「レゴブロック105円だったらおつりはいくらかわかる?それがわからないと、悪い人にお金全部取られちゃうよ」と言うと、またちょっと沈黙。だんだん現実世界に戻って来てくれたようです。


 M先生は、この『保育園脱出計画』で、子ども達からたくさんの意見が次から次に出て、気持ちがひとつになっていったところにとても感心したようです。来年度の「キラキラデー」が子ども達主体で、次から次に意見が出て、子ども達の目がキラキラ輝くといいなと思います。


 『保育園脱出計画』が失敗に終わり、内心ホッとしています。来年の5歳児がますます楽しみになって来ました。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page