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処遇改善

 自民党の総裁選のために、これまであまり話を聞いたことがなかった候補者の話を聞く機会が増えました。新しい発見があったり、納得したり、がっかりしたり・・・。よく話を聞くと、人柄が見えてきますね。おもしろいです。


 そんな中、『保育士の処遇改善』について言及される候補者の方がいらっしゃるのがとてもすごいと思いました。単純にすごいです。保育士の処遇がよくないことは、待機児童問題で一般の方に周知されましたが、次の総理候補の方がそれを政治課題にされることが驚きであり、嬉しいことであり、すごいことです。それだけ、少子化は国の将来に影響を与える大きな課題となるのでしょうね。子育てを社会化しなければ、少子化に歯止めをかけることはできません。


 どの保育園の誰先生に預けても大丈夫・・・と思えなければ、安心して子どもを産み育てることはできないですね。保育士の処遇が悪ければ、良い人材は集まらず、長く勤め続けることはできません。


 最近、また知っている人が保育士を辞めたという話を聞きました。理由はやはり人間関係だそうです。女性が多い職場だから・・・で片付けてほしくないと思います。処遇がよければ、もっと気持ちに余裕を持って働けるはずです。もっと笑顔でいられるはずです。保育者同士もっと優しくなれるはずです。


 賃金改善もですが、保育士の配置基準を、もっと手厚くしてほしいと思います。0歳児3人を一人で見ることができるでしょうか?1歳児6人は一人で見れますか?4・5歳児30人を一人で見ることはできるでしょうか?


 保育士は、一日中子ども達の側にいて、緊張感を持って心と身体をフルに活用して働いています。どの仕事も大変だと思いますが、もう一般の会社のように、週休2日にしてもいいのではないでしょうか?


 子ども達の健やかな成長と人格形成に大切なのは、そばにいる人がいつも笑顔で自分を見ていてくれるということだと思います。それを実現してくれる方が、総裁になられることを心から望みます。

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