台風一過

　台風11号が通り過ぎていきました。台風一過とはよくいったもので、台風が去った後は、秋の訪れを感じる涼しい風が吹きわたりました。午前9時には、避難情報や災害警戒本部が解除されたようです。避難せずにすんで良かったです。

　昨夜は、早めに就寝し、風の音にも気づかず眠り込んでしまいました。朝、ものがベランダに散乱し、強風が吹き荒れる様を見てびっくり。いつも自転車で通勤する先生がおはよう保育（早出）だったので、急いでメールと電話をしましたが、もう家を出た後でした。

　傘を挿すことができないほどの強風の中を歩いて園に着きました。すでにおはよう保育担当の二人の先生が玄関を掃除してくれていました。ありがたいく思いながら、こんな危険な強風の中でも保育園を開園しなくてはいけないのかな？と思いました。保育者の命や安全確保をどう考えればいいのでしょう？

　そう思っていたら、いつも通りの時間に登園する子ども達がいました。保護者の方は病院や介護施設で働いていらっしゃるので、やっぱり休むことはできないですね。保育園も簡単に休園するわけにはいきません。とても難しい問題です。看護師さんや介護士さんが職場に行かなければ、命や生活が危険にさらされる人たちがいるかもしれません。保育園はそんな方々の仕事を支える重責を担っていることについて改めて考えさせられました。

　福岡市内の小中学校が休校になり、公共交通機関もストップしたので、登園したお子さんは3分の１くらいで土曜日のようでした。家庭保育のご協力をありがとうございました。

　まだまだ台風が発生する時期なので、心配は尽きません。もっと安心して生活できるといいですね。今回の台風で被害を受けられた方に心からお見舞い申し上げます。