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学びたい

初夏の陽気のなか、今年度初めての授業の日でした。例年3クラスでしたが、今年度は2クラス。少子化の波が押し寄せています。保育士は責任が重いうえに、業務量が多い仕事です。給与も他職種と比べて月5万円ほど低いと言われています。そんな職業ですが、魅力もいっぱいです。


 子どもたちは日々成長し、人生最初に出会った私たちを信頼し、キラキラ光るまっすぐな瞳で向き合ってくれます。なんでも吸収し、私たちの行動を真似ながら、様々なことを学んでいきます。私たちの日々の関りや願いが1年後、2年後・・・6年後に子どもたちの姿に表れます。こんなやりがいがある仕事はないと思います。


 3月末、卒園式がありましたが、保護者の方からたくさんの感謝の言葉を頂きました。こんなに感謝される仕事はないでしょう。大変な仕事ですが、他の職業にはない魅力がいっぱいなので、学生に伝えていきたいと思っています。


 久しぶりの校舎、教室でしたが、とても活気がありました。みんなマスクはしているものの、以前のイキイキした学生らしい雰囲気がありました。コロナの時は、みんな黙って静かに授業を受けていたので、やりやすかったのですが、物足りなさも感じました。対面の授業やグループ討議がやっとできるようになり、ワクワクします。


 学生から、「幼稚園と保育園、どちらに就職しようか迷っているのですが、何がどう違うのですか?」と質問されました。保護者の方にも時々同じような質問をされますが、一番の違いは保育時間です。保育園の開園時間は11時間(もっと長い園もあります)ですが、幼稚園の教育時間は、幼稚園教育要領で4時間と定められています。


 幼稚園の子ども達の心と体の健康を保つ(養護)のは保護者の方の役割ですが、保育園の子ども達は保育時間が長いので、保育士がその責任を負うことになります。保育所保育は、養護と教育を一体的に行うことが特徴です。幼稚園は子ども達の在園時間が短く、明日のための教材準備をすることができるので、教育に注力しやすいかもしれません。でも、保育園も幼稚園も3歳児以上の教育のねらいと内容は同じです。


 保護者の方にもお話しすることがありますが、保育園か幼稚園かという施設の形態よりも、どんな保育方針のもとに、どのような保育活動が行われているかが選択するときの視点になるように思います。


 ・・・こんな質問をしてくれる学生がいてくれたので、また私も新たな気持ちで学ぼうと思いました。4月は、新しい人とことに出会えますね。 

 

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