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ローソクの灯

  • 3 days ago
  • 2 min read

 昨日のお話会で気づいた4歳児のSくんのエピソードです。毎回お話会では『お話のローソク』に火を灯します。「今からお話の世界の扉が開きます」という合図です。最近は本物の火をつけてはいけないところが多いらしく、「りんごの花保育園では本物の火がつけられるので嬉しい」とお話会の先生方は仰っています。


 火は消したときに「煙の臭いがする」、「触ったら危ない」など経験を通してわかるので、本物の火をつけられるのはとてもいいですねとも仰っています。


 そのローソクの火を消すときのエピソードです。ローソクの火を消すのは誕生月の子ども達の特別な役割で、みんな今か今かと自分の番を待っています。2月生まれはなおさらです。りんご組(3・4・5歳児)では、2月生まれは2人。一人の子はお誕生日のお祝いをするためにお休みしていたので、ローソクを消す役割はSくんだけでした。


 お話が終わっていよいよローソクを消す時が来ました。Sくんは堂々と前に出て来て、ローソクの前に立つと大きく息を吸い込み、一息で火を吹き消し、みんなから拍手喝さいを浴びました。役割を終えたSくんは満足そうに悠々と自分の席に戻っていきました。


 小さい頃は2月生まれで、幼くておとなしい印象だったSくんがこんなに堂々とした姿を見せてくれるなんて・・・!かっこいいです。


 後でお話会の先生方とあの時のSくんの話で盛り上がりました。「かっこよかったですね」「ローソクを吹き消す前、おもいきり息を吸い込んでいましたよね」「1回で見事に吹き消しましたね」こんな会話が飛び交うほど、その時のSくんの姿には惹きつけられるものがありました。


 12月のお話会の時に、未満児クラスの誕生児がいなかったので、「園長先生、どうぞ」と言われて吹き消そうとしたのですが、3.4回失敗してやっと吹き消すことができたことを思い出します。それほどお話会のローソクは吹き消すのが難しいんです。それをかっこよく1回でやり遂げたSくんは本当にカッコいいです。大きくなりました。

 
 
 

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