これからの療育
- 智子 大瀧

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現在、児童発達支援事業所では、小学校に通う3人のお子さんの保育所等訪問支援を行っています。その保護者の方が、嬉しい、そしてやっぱりそうだなと思っていたことを話してくれました。
訪問支援に行っている言語聴覚士の視点で、保護者の方自身が今まで気づかなかったお子さんが困っていることがわかったそうです。
子ども達は、困っていてもそれをうまく表現できないことも多く、困っている状態が当たり前になっていることもあります。それが学習の習得の妨げになったり、うまくいかないことが続いて自信を失くしてしまいます。
困っていることや、その原因を専門家の視点から気づき、支援することができると、お子さんの孤立感や理解されない苛立ちは軽減されていくのでしょう。
保護者の方が、ずっと利用している母子相談の担当の方にその話をしたところ、「それはいいですね。困っている人がたくさんいるので、ぜひ保育所等訪問支援を広めていきたいです」とおっしゃっていたそうです。
夏に自閉症スペクトラム学会の大会に行った時、遠方の支援者の方と情報交換する機会があったのですが、保育所等訪問支援の事業だけを行っているという事業所があるという話も聞きました。
子どもたが日常過ごす場で困っていることに気づき、その支援ができれば、社会の中で生きていく子どもたちにとってとても有用だと思います。
増加し続ける不登校にも、効果があるのではないでしょうか?改めて療育支援者には高い専門性が求められていることを実感しています。






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