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ずっといっしょ・・・がいいわけでは

 年末年始の希望保育期間が終わり、日常が戻って来ました。1週間ぶり、10日ぶりに登園する子もいたのですが、さすがに園生活にすっかりなじんでいるので、どの子もぐずることがなく、いつも通り楽しく過ごしていました。


 私も、今朝は週明けに大阪に戻る孫と登園しました。就寝時間が遅かったにも関わらず、朝から機嫌がよく、久しぶりにお友達と一緒に遊べるとワクワクしていました。年末年始のお休みは10日間。最初は母親とずっといっしょで嬉しいと思っていたようですが、一日中一緒にいると、お互いにストレスがたまったようです。母親の一言に怒ったり、いじけたり・・・。それでなくても、弟が生まれて、複雑だった気持ちはさらにデリケートな反応を見せていました。


 母親も、小さなことで叱ってしまい、それで自分も落ち込んでしまうようです。些細なことで対立する二人を見ているのもちょっと辛かったです。ずっといっしょにいれば、ずっと楽しいわけではないんですね。適度な距離感が必要なことを感じました。


 保育園の親子は、通常離れている時間が長いので、ずっと一緒にいるのはお互いに不自由に感じるということはないでしょうか?コロナウイルス感染症のために、年末年始は、お出かけも思うようにできなかったでしょうから、おうち時間を楽しむのも大変だったと思います。


 そんなことを考えていたら、帰省して週末までお休みする予定だった4歳児のYちゃんが登園しました。帰省先で、Yちゃんが「福岡に帰りたい」と言って、急遽帰って来たそうです。やっぱりお友達と一緒に遊びたくなったのでしょうね。


 親子でも夫婦でも恋人同士でも、ずっといっしょ・・・がいいわけではないかもしれません。子どもも一人の人間として、家庭とは違う場所で様々な人と関わり、世界を広げていきます。いろいろな刺激を受けて、少し疲れたら家庭の温かさと安心感の中でエネルギーを蓄え、再び別の世界に出掛けて行くのでしょう。親子といえども、ずっといっしょ・・・・がいいわけではないことを感じた年末年始でした。

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