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エピソード記述

 昨日、時系列に沿って一日の出来事を毎日記録しなくてはいけない実習日誌が大変な(その上あまり意味がないと思われることまで書いてしまう)ので、そろそろ様式を変えた方がいいのではないかということをブログに書きました。


 先日研修でお話された大学の先生は、今保育現場で活用されているエピソード記述を取り入れてもいいのではないかと話されていました。私もエピソード記述をすれば、もっと深く子どもの内面を考え、保育者としての自分の言動や子どもの捉え方を振り返ることができるのではないかと思います。


 エピソード記述では、こどもとの接面(心と心が通い合う場面)で、子どもの気持ちや思いをどう受け止め、解釈し、保育者(時には大人)としてどう関わったかを振り返り、考察を交えながら記録します。接面にあった瞬間には理解できなかった子どもの気持ちにも気づくことができ、自分の言動を反省し、次に生かすことができます。


 心や気持ちは目には見えないので、記録して振り返ることがとても大事です。自分のことをわかってもらえたと思えた時、子ども(大人だって)は、相手(保育者)に信頼感を持つようになります。


 実習日誌では、子どもがどう動いたか、自分がどんな保育をしたかの記録が中心になってしまい、子どもの心に深く思いを寄せることがなかなか難しいように思います。乳幼児期の一番の課題は、心を育てることです。目には見えない心を育てるために、実習生だけではなく、現場にいる私たち保育士もエピソード記述で子ども達の心の育ちと自分の言動を振り返らなくてはと思います。


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