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テーマを追求する

 今年度のりんごの花保育園の保育のテーマは、『考えよう、知ることは楽しい、わかることはおもしろい』です。毎月1回夜に行っている職員勉強会での実践発表も、テーマに沿った実践報告をすることになりました。


 先週金曜日の職員勉強会で、各クラスの先生が、『考えよう、知ることは楽しい、わかることはおもしろい』と子どもたちが感じた場面を記録し、考察して、今後の課題について発表してくれました。


 つぼみ組(0歳児クラス)は、園庭で育てている野菜に子どもたちが興味をもち、花や実を触り、言葉と結びついて保育者と気持ちを通わせることができた時のことを記録し、発表してくれました。


 はな組(1・2歳児クラス)は、園庭にプランターを準備して、子ども達と一緒に土を入れたり、野菜の苗を植え、毎日水やりをして、少しずつ成長する野菜に興味をもって観察するこどもたちの様子や言葉を記録して発表してくれました。


 りんご組(3・4・5歳児クラス)は、5歳児だけで散歩に行ったときに、点字ブロックに興味を持ち、直線が点になることに気づいたそうです。担任の先生がなぜ変わったのか問いかけても答えが出なかったので、また点字ブロックを辿りました。すると、「わかった!横断歩道の前で変わるんだ!」とAくんが気づき、それを確かめるために、その後もずっと点字ブロックに着目しながら散歩を続けたそうです。


 毎日目にしている点字ブロックですが、進行方向を示す誘導ブロック(線状ブロック)と、危険個所を示す警告ブロック(点状ブロック)を注意してみることはあまりないのではないでしょうか?


 今回の発見は、きっと子どもたちの心にしっかり残ったと思います。知ることは楽しい、わかることはおもしろいことを感じるとともに、点字ブロックが必要な方たちへの思いにもつながると思います。


 一人で学ぶよりも、友達と一緒に学ぶと楽しいだけではなく、心にしっかり刻まれます。『知ることは楽しい、わかることはおもしろい』というテーマの実践記録を聞いている私たちも、子ども達の姿や先生たちの思いを知ることでとても刺激されています。来月の実践記録も楽しみです。


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