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不適切保育とは

 昨日は12月の職員勉強会でした。今回は、「不適切保育」をテーマにグループ討議を行いました。一連の保育園で起こった醜聞を他山の石にすることが必要です。


①今回の報道で知っていること、感じたこと

②自分が不適切な保育をしている、或いは他の人がしていると思ったこと

③不適切な保育が起こる原因


・・・について2グループに分かれて話し合いました。その後、話し合いの内容について報告してもらい、それについても様々な意見が出ました。


 集団で話を聞く場(3・4・5歳児)で、何度注意してもふざけて聞いてくれない子に、「『ここで話を聞いて』と私の前に座ってもらうことがあるんですが、これは不適切ですか?」と質問が出ました。


 私も現場にいる時、よく言いました。話を聞きたいと思っている子にとっては困ることなので、もっと強く言ったこともあります。でも、前に座った子は、他の子の迷惑になっていることがわかっているのでしょうか?他の子の邪魔をしていることがわかり、気をつけようと思ってくれるなら前に座らせるということには教育的意味があるのでしょう。子どもの視点になって考えると適切かどうか判断できそうです。


 ネットでは、子どもに「うるさい、いいかげんにして」と言うことを擁護するコメントがたくさん寄せられていたとY先生が教えてくれました。子育てをしたことがない人にはわからないと言うコメントもあったそうですが、お母さんやお父さんが使うのと、専門職である保育士が使うのは全く違います。保育士や幼稚園教諭は、絶対に使ってはいけない言葉です。


 職員勉強会でグループワークを取り入れたのは初めてかもしれません。話が盛り上がって時間が足りなかったようです。「こんな場があれば、不適切保育は減るかもしれません」と言う発言を聞いて、コロナで話す機会が減ったことも要因かもしれないと思うとさらにコロナが憎らしく思えます。


 風通しがよく、子ども達や保育について話しやすい職場風土をつくるのは私の役割だと改めて感じました。


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