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出会えたこと

 昨日は卒園児全員が登園して楽しいお花見お別れ会に行くことがでぎました。最後の登園日、寂しそうな表情や不安な様子が見られて切なくなりました。来週月曜日から、小学校の学童保育を利用する子ども達がいるので、いい先生や友達、年上の小学生に出会えますように。


 開園した時に赤ちゃんで入園した子ども達の卒園には特別な思いがあります。当初、遊具も施設も不十分でした。あの頃の写真を見て、屋外園庭がコンクリートだったこと、園庭の玩具がなくて、一人一人バラバラで遊んでいるのを見て、なんで子ども同士かかわりあって遊ばないんだろうと悩んだことなど、いろいろ思い出されます。


 卒園児のお母さん方からたくさんお手紙を頂きました。町内の公民館で入園説明会をした時には園舎も全く建っていない状況でした。それでもかなりの人数の方が集まって来てくださったのですが、具体的なものは何一つ見せられず、保育に賭ける熱い思いだけ伝えたことを思い出します。その説明会に来られなかった方々とは、近くのフードコートやショッピングセンター、図書館の待合室など様々な場所で待ち合わせて保育方針や活動内容、園の概要などお話ししました。今考えると、そんな保育園をよく信用してくださったと思います。


 お母さん方のお手紙にも、「最初に会った時のことや話した内容までよく覚えています」と書かれていました。本当によくあの中途半端な状況で入園を決断してくださったと思いますが、「りんごの花保育園に預けてよかったです」とどのお母さんのお手紙にも書いてあり、安堵しました。


 こんなにたくさんの保育園がある中で、選んでくださったこと、出会えたことに感謝の気持ちと運命を感じます。ありがとうございます。温かいご家庭の中で育つ子ども達は、安心して新しい社会へ飛び込んでいくことができると思います。そんな子ども達と保護者の方をいつも、いつまでも応援しています。




 

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