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子育ての伴走者

 近未来の日本を考えた時、国が一番力を入れなくてはいけないのは少子化対策だというのは誰もが認識していることでしょう。


 どうすれば子どもを産んで育てたいと希望する人たちを増やせるのか、経済的な問題だけでなく、人としての生き方や価値観にもかかわる問題です。


 子どもを産み育てたい、もう一人、あと一人子どもが欲しいと思っている方々がいるのですから、一つずつ条件を整えてほしいと思います。


 自分の人生の20年30年をかけて子どもを育てることは、本当に大変なことです。子どもは自分が望むようには育たず、日々悩むことばかりです。なんで子どもを産んでしまったんだろう?私は子育てに向いてないかもしれないと誰もが思ったことがあると思います。


 少子化を止めるために保育園にできること・・・預かっている子ども達一人一人を大切に育てることです。それが基本であり、一番大切なことですが、もう一つは、保護者の方と子育ての喜びを共有することです。子ども達の成長は保護者の方にとって喜びであり、生きがいではないでしょうか。子どもがいるからがんばれるんですよね。私もそうでした。


 もう一つできること・・・保護者の方の子育ての悩みを共有することです。子育ての専門職として勉強し、たくさんのお子さんに関わって来たので、悩みを解決するためのヒントは持っています。様々な提案もできると思います。でも、子育てに正解はなく、一人一人子どもも環境も違うので、答えることができないことも屡々です。そんな時は、ただ話を聞いて、一緒に悩むしかできません。


 それでも、保護者の方にとって、大事なお子さんのことを真剣に考えている人がそばにいると思えると力が湧いて来るのではないでしょうか。保育園はそんな場所です。成長を心から喜んだり、ただ一緒に「困った、どうしよう?」と悩んだりする場所です。そんな場所が日本全国にあるのですから、信頼される努力を怠ってはならないと思っています。


 

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