小学校訪問

　路線バスに乗って、１時間近くかけて小学校訪問をしました。卒園児が教頭先生に直接交渉（「りんごの花保育園の子ども達が小学校に行きたいって言ってるんだけど・・・」）してくれて実現した小学校訪問です。

　園舎をぐるりと回り、運動場で少し遊ばせてもらえたらいいなという程度に思っていたのですが、１年生３クラスとの交流会を開いてくださいました。すごいことです！驚きました！コロナが明けても、小学校の対応が冷たかったのでへこんでいたのですが、すてきな小学校の先生方に出会えました。

　１組は、けん玉、おはじき、あやとり、お手玉などの昔遊びを準備してくれました。２組は、図工の時間に作ったオリジナルの玩具で遊ばせてくれました。３組は、絵描き歌を準備してくれたので、一緒に絵を描きました。

　子ども達は大きな教室とたくさんの１年生にドキドキしたようで、緊張していたのですが、優しく話しかけてもらううちに質問に答えたり、笑顔も出て一緒に遊んでいました。黒板には「りんごのはなほいくえんのみなさん」と歓迎のメッセージが書いてあり、どのクラスも１年生の子ども達が司会、歓迎の言葉、子ども達を誘導するなど役割分担をして楽しく進めてくれました。

　５歳児が元気に挨拶し、質問にも手を挙げてしっかり答えている姿を見て「もう大丈夫」と思えました。小学校が身近に感じられ、子ども達も安心したと思いますが、私たちの方がもっと安心したかもしれません。小学校は、広くて友達やお兄さん、お姉さんがたくさんいて、とても魅力的な場所です。図工室、理科室、家庭科室を見せてもらって、新しい世界に子どもたちはさらにワクワクしたようです。もう大丈夫。自分の目で見ることは大事ですね。園に帰ってからも、子ども達は小学校で発見したことを生き生きと話していました。

　年度末の忙しい時期に、子どもたちを楽しませるために準備をしてくれた１年生と担任の先生に心から感謝します。福岡市にもこんなふうに受け入れてくれる小学校があることがわかって、とても嬉しく思いました。校内を案内してくださった先生、教頭先生、校長先生、本当にありがとうございました。これで安心して子ども達を送り出せます。