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明日は卒園式

 いよいよ明日は卒園式。子ども達の一つ一つの言葉や行動が別れを惜しんでくれているような気がして、一日のうちに何度も胸が詰まりそうになりました。こんなに大きくなって、優しいお兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれたことを心から嬉しく思います。


 1歳児の時に入園した子ども達もいます。初めての保育園がりんごの花保育園でした。開園したばかりの園をよく選んでくれたと思います。情熱ばかりで突き進んでいたあの頃の自分は恥ずかしくなるくらい、整っていないことばかりだったと思います。それでも、保護者の方が温かく見守ってくださり、子どもたちが楽しそうに登園してくれたことに勇気をもらい、今があります。


 夕方、転園した5歳児のSくんのお母さんが、お祝いの花を届けてくださいました。4歳児のお姉ちゃんと一緒に1歳児で入園したSくんは、きょうだい一緒に入れるところをと思ってりんごの花保育園に行きついたそうです。


 建物も小さくて、説明会も外だった(建物が完成していなかった)ので、ご夫婦で「大丈夫かな?」と心配されていたそうですが、「あの頃の自分たちに『行って大正解だから安心して』と伝えたい」と添えられていた手紙に書いてありました。


 転勤や転園で人数が減り、何人か入園してくれたものの年少児からずっと9名でした。年長児になった時、少し幼くて、パワー不足を感じていたのですが、見事に成長し、年中児や年少児の憧れの存在になりました。


 強さよりも優しさをたくさん持っている子どもたちが卒園してしまうと、りんごの花保育園がどうなってしまうのか、しばらく不安に思うことがあると思います。でも、次の年長児が卒園児を思い出しながら力を発揮してくれるはずです。


 明日の卒園式に備えて、年長児と一緒にアレンジフラワーにチャレンジしました。子どもたちは、お母さんやお父さんの顔を思い浮かべながら、お花を選び、ちょっと苦戦しながら一人一人違うアレンジメントフラワーが出来上がりました。


 明日は子どもたちの旅立ちの日です。それにふさわしい式になるよう、先生たちが心を込めて会場づくりをしてくれました。子どもたちのやる気も高まっています。懐かしい先生やお友達が来てくれたり、お花をプレゼントしてくれました。たくさんの方が子どもたちの卒園を心から喜んでくれています。思い出に残る卒園式になりますね。

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