価値とリスク

今季一番の冷え込みだけではなく、りんごの花保育園には海風が吹きつけられました。横断歩道を歩いていると、バランスを崩してしまいそうなほどの強い風です。


 保護者の方が園の駐輪場に停められたベビーカーが風で飛び、道路に飛び出して、通行中の車に接触しそうになるというヒヤリハットが起こりました。まさかベビーカーが風で飛んでいくなんて・・・。でも、自然はいつも想定を超えてきます。慌てて、保護者の方にも注意をお願いし、私達も認識を新たにしました。


 通行中の車両の方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。保護者の方にもしっかり伝えていなかったので申し訳なく思います。気を引き締めなくては・・・。


 先日、知り合いの取引先の会社で子どもを巻き込む事故があり、尊い命が犠牲になりました。まさかこんなことが自分の身に起こるなんて、後悔してもしきれないでしょう。どうすれば防げたのでしょうか?事故の原因を様々な角度から検証することが必要です。


 保育園でも、日々小さな事故は起こっています。転倒やかみつき、ひっかきなど頻繁に起こります。防ぐにはどうすればよかったのか、毎日頭を抱えています。事故をゼロにするためには、子どもの行動に強い規制をかけなくてはいけません。室内でいつも決まった玩具で、子ども同士を離して遊べば随分リスクは少なくなるはずです。


 でも、挑戦する気持ちや友達と一緒に遊ぶ楽しさなど多くのものを失ってしまうことになります。先日ブログに書いた保育の安全研究・教育センター代表理事の掛札逸美先生は、価値とリスクを天秤にかけて、なにを選択するかを決めなくてはいけない、リスクをゼロにすることはできないが、リスクについては保護者の方に前もって説明することが大切だと言われています。


 リスクを最小限にし、子ども達にとって必要な経験ができるように、どの時期に、何を、どのような体制で行えばいいのか職員間で共通認識を持って実行し、保育の価値を高めていかなくてはと思っています。



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