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病院

82歳になる父が、心臓にペースメーカーを入れて10年経ち、電池交換をするために、手術をすることになりました。今日、入院のために9時に病院に行ったのですが、検査が終わって、病室に入ったのは12時半でした。

 どの検査も、2.3分で終わったのですが、後の時間はただひたすら待つだけ・・・。疲れました。健康な私がこんなに疲れるのですから、車いすで待っていた父の疲れはいかばかりでしょう。

 病院に行くと、しみじみ健康のありがたさが分かります。こんなにたくさんの人が病気で苦しんでいると思うと、胸がつぶれそうになります。生きるって大変なことだと思います。忙しい、忙しいと思いながら仕事ができるのは、なんてすばらしいことでしょう。不平不満を言わないようにします。

 これだけAIや化学技術が進歩しているのに、病院はなんでこんなに進化しないのでしょうか。薬・医療技術・医療機器の進化は目に見えてわかりますが、仕組が変わらないのはなぜでしょう。病人をこんなに長い時間待たせても申し訳なさを感じないのはなぜでしょう。

 街中の小児科では、予約制を導入している病院が増えています。病気の小さい子どもを長時間待合室で待たせるのは、あまりにもかわいそうです。でも、小児科にできることが、大病院でできないのはなぜでしょうか。

 82歳の父は、認知症が進みつつあります。それでも、先日の七夕の短冊に、『人に迷惑をかけないよう、自分で歩けるようになりますように』と願い事を書いてもらっていました。人に迷惑をかけないように・・・そう願う父の思いが胸に染みました。

 これからますます高齢者が増え、病院を利用する人が増えるでしょう。一人一人の尊い命、かけがえのない命を大切に扱う社会になりますように。

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