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雨の日

 昨日の夜から降り続く雨。りんごの花保育園の駐車場から保育園まで、

少し歩かなくてはいけないので、雨の日は嫌いです。そんな中、園庭にいくつかの傘が揺れています。色とりどりの傘やレインコートを着た子ども達が、雨の中で虫を探したり、探索を楽しんでいる姿を見て、嬉しくなりました。日中は、赤ちゃん組の先生が、傘を挿して赤ちゃんを抱っこして園庭を散歩している姿を見て、雨の日も悪くないと思えました。


 朝の放送では、りんご3組の子ども達が、「テルテル坊主を作りましょう。」と自分たちで考えてアナウンスしてくれ、午後には、絵具で滲んだ和紙を使って個性的なテルテル坊主が出来上がっていました。やっぱり雨の日も悪くないです。


 明後日の誕生会に向けて、司会をするりんご3組(5歳児)の子ども達が傘を持って踊りの練習をしました。それを見たT先生に、「りんご3組の子ども達は、たった2回練習するだけで大丈夫なのですごいですね。」と言われた誕生会担当のS先生は、「あ、それはすごいことなんだ」と思ったそうです。「それが当たり前のことになっているので、言われてみて『なるほど』と思いました。」と話してくれました。


 練習する時も、どんな動きにしようか迷っていると、子ども達が「これがいいんじゃない?」と提案してくれるので、とてもスムーズに進み、子ども達も楽しく、自分達も気持ちよく練習できたそうです。


 夕方、ビニール袋でたくさんのテルテル坊主を作ったりんご3組のRくんが、「こんなにいっぱいりん

ご組の部屋に飾れないから、1階のお部屋にプレゼントしよう。」と言って、進んでかごに入れてはな組(2歳児)の保育室に持って行ってくれたそうです。「こんなにいっぱいテルテル坊主を作ったから、明日は絶対晴れるけど、それでも雨が降ったら、また作る!」と張り切っていたという話も聞きました。みんなどんどん自由になっていきます。


 『子どもの主体性』を大切に、日々過ごしてきた結果、子どもも大人も気持ちよく楽しい園生活が過ごせるようになりました。思っていたよりもずっと『子どもの主体性を大切にする』ことには大きな意味があると実感しています。

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