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子どもにとって遊びとは

 子どもは遊びを通して発達します。それは幼児教育を学び、実践している人なら誰でもわかっていることです。遊ぶことで、運動能力が発達し、人間関係を経験し、社会事象、自然科学に興味を持ち、様々なことを学んでいきます。


 先日の勉強会の後、りんご組の先生から「りんご組の部屋はガチャガチャしているように見えると思うんですがどうですか?」と聞かれました。最初質問の意図がわからなかったのですが、「確かに賑やかですよね。子ども達は、遊びにくいんですか?」と尋ねると、口々に「とっても楽しそうですよね。」「子ども同士関わり合ってよく遊んでいると思います」と答えてくれました。それなら大丈夫です。子どもは遊ぶことで様々な力を獲得するのですから。


 この時期、新しい環境や約束、先生、友達など子ども達にとっては大きな変化があるので、ガチャガチャ落ち着かないのは普通のことだと思います。そんな中でも子ども同士関わり合って楽しく遊んでいるのなら、心も身体もたくさんの刺激を受けているでしょう。りんご組の先生たちは、最近のブログで『ガチャガチャ』とか『ザワザワ』とかりんご組の保育を表現したのが気になったのかもしれませんが、私は全然気になってはいません。


 朝の会、帰りの会などみんなで集まって話す時間になっても来てくれない子が何人かいます。先生たちが声をかけたり連れて来たり、なかなか大変な状況ですが、先生たちの願いを伝えながら声を掛けていると、だんだん周りの友達の姿を見て座れるようになります。楽しく遊んでいるなら大丈夫。焦ることはありません。


 

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