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学びの夏

久しぶりの職員勉強会でした。7月の勉強会の時に、次回の勉強会では、主体性を尊重した保育活動を行うために、どんな環境を準備し、その中で子ども達が何を学んだかをドキュメーテーション(写真や文字を使った記録)等を通して伝えてほしいとお願いしていたので、楽しみにしていました。

 2歳児は、6月から8月の間、「色」をテーマに様々な活動に取り組んだ結果、子どもたちが気づいたことや、その中で成長していった子ども達の姿を記録にとって発表してくれました。

 「色」に興味を持ち始めた子ども達は、絵の具で色水を作ったり、混ぜ合わせて色の変化に驚いたり、霧吹きの水でコーヒーフィルターについた絵の具が滲む様子をじっくり観察していたそうです。

 言葉が増えたり、友達同士伝え合ったり、積極的に自分の意見を言えるようになった一人一人の成長についての話も興味深かったです。

 未だに、2歳児保育には教育がないと言われることがありますが、そんなことを言う人達に、子ども達が発見したり、考えたり、観察している姿を見てほしいと思います。じっくり見る、考える、発見を伝え合う、前回の経験を活かす・・・先生達が願いを込めて環境を準備し、活動を展開していった結果です。これが教育でなくてなんなのでしょう!?

 りんご組(3・4・5歳児)は、マーブリングや氷作りの活動をドキュメーテーションで報告してくれました。本の通りにやってみて失敗したこと、リベンジして成功した話を聞いた先生達が、「失敗できるっていいね。」と言っていました。

 失敗すると、なんでうまくいかないのだろうと考えます。次は〇〇しようと工夫します。友達に聞いたり、よく知っていそうな人に訊ねてなんとか成功させようと一生懸命取り組みます。つまり、主体的な行動が促されるのですね。それが学びではないかと思います。

 2020年の夏もあっという間に終わった気がしますが、先生達の話から、子ども達は頭と体を使って、心を動かしてたくさん学んだことがわかりました。この夏でまた一回り成長した子ども達の姿が眩しいです。

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