あいさつ
- 智子 大瀧

- Oct 7
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新年度入所申込前で見学の方が増えています。子どもたちが生き生きと行動している姿を見て、「楽しそうですね」と言われることが多いのが嬉しいです。自分で考えて行動できること、自分を否定されことで、子ども達は自分に自信を持ち、安心して過ごせているのだと思います。長い時間、集団生活をするうえで、良い環境の中で過ごせているのではないかと自負しています。
見学の方が来られても、子ども達はいつも通りで、自分たちの遊びに集中しています。時々、挨拶をしてくれるといいな・・・と思ったりしていたのですが、他園の園長先生方が、「自分たちの遊びを止めて挨拶なんてしなくて大丈夫よ。それが子どもなんだから」と言われるのを聞いて安心しました。
挨拶をしてほしいと思うのは大人の都合ですよね。子ども達が自分たちの遊びを大事にしてくれた方がいいですね。昔、ある幼稚園で、「お客さんが来られたら、子どもたちがスリッパを出して頭を下げてお客さんを出迎えるので、お客さんから『よく躾ができていますね』と褒められる」という話を聞いたことがあります。すごいな~、そんなことができるんだと思ったのですが、それはやっぱり大人の都合のような気がします。
りんごの花保育園の子ども達は、見学の方が来られても自分たちの遊びを続けています。興味があれば近寄って来て、「名前を教えて」と言うこともありますが、あまり関心を示しません。でも、それが幼児期の子どもらしい姿なのかなと思います。
登降園の時も、挨拶を促すことはありません。もちろん、私たちから挨拶をしますが、いつか返してくれるようになるといいなと思っているくらいです。成長する過程で挨拶を交わすと気持ちがいいという経験をして、自分から挨拶をしてくれるようになってくれるといいですね。挨拶は大事です。でも、自分で挨拶ができるようになるまで待ちたいと思っています。






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