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優しいね~

 今朝のはな組(1・2歳児)保育室での出来事です。2歳児のRちゃんとNちゃんが同じタイミングで走り出したので、ぶつかってしまいました。予想外のことに倒れて泣き出したNちゃん。急いで抱き起して膝に乗せて、「びっくりしたね。大丈夫?」と声を掛けたのですが、なかなか泣き止んでくれません。


 Rちゃんもびっくりしたと思うのですが、Nちゃんが激しく泣くので、じっと我慢して見ています。「Rちゃん、大丈夫だよ。Nちゃんはびっくりしただけだから。Rちゃんは大丈夫?」と声を掛けると、少し険しい顔でうなづいて離れていきました。突然のことにどうしていいかわからなかったのだと思います。


 なかなか泣き止まないNちゃんを膝の上に抱っこしていると、2歳児のYくんが

電車の玩具を持って来てNちゃんの膝の上に置きました。それを見ていたのか、他の2歳児の子ども達が次から次にNちゃんの膝の上に電車の玩具を置いて心配そうにNちゃんを覗き込んでいました。


 電車のプレゼントは、「大丈夫?」という気持ちの表れでしょうね。こんなに小さくても、友達を心配する気持ちが育っていることがわかって嬉しくなりました。両手にいっぱいになった電車を見ながら、いつの間にかNちゃんは泣き止んでいました。


 誰かが転んだり、ぶつけたりすると、頭をなでてくれたり、顔を覗き込んだり、「だいじょうぶ?」と声をかけたりする姿をよく見かけます。こんなに小さくても、人として一番大切な人を思いやる気持ちがしっかり育っているのは、周りにいる人たちの影響ですね。先生たちだけでなく、りんご組のお兄ちゃん、お姉ちゃんの優しさが小さい子ども達にも伝わっているのでしょう。

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