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噛みつき

 毎日2・3回起こる噛みつきには悩まされます。ほとんどが1歳児です。嚙みつきは、言葉が出る3歳までになくなるというデータがありますが、本当にその通りです。噛みつきは泣くことと同じように、言葉の代わりなのでしょうね。1日2・3回と言っても、先生達が止めてくれているので、実際の行動はその何倍もあります。


 噛みつきを止められないと、とても痛い思いをさせてしまうので、噛みつきが続いている子には注意をしているのですが、そばにいても止められないこともよくあります。私も何度も経験しました。1歳児を担任していた頃、クラスに12名のお子さんがいたのですが、噛みつく行為がどんどん広がって、ほとんど全員が噛みついてしまったことがあります。あの時の申し訳なさと、どうしていいかわからなくて途方に暮れたことは忘れられません。


 子どもは子どもの真似をします。良いことだけ真似してほしいと思いますが、そう都合良くはいきません。真似してほしくない行動も真似するので、噛みつかれた子が噛みつくようになることはよくあります。今も1歳児の中でそんなことが起きていて、頭を抱えています。


 「いやだ!」「やめて!」と言うよりも、噛みつく方が早いですね。この年齢のトラブルの原因は、大抵場所の取り合い、人の取り合い、モノの取り合いなので、噛みついたら自分の思う通りになって、噛みつきが定着してしまいます。


 言うまでもないことですが、噛みつく子は、乱暴な子ではありません。大きくなって心配な子でもありません。ただただ、言葉が出ないので噛みつくことで自己主張をしています。言葉が出るようになる時期までもうすぐです。焦りますが、子ども達の成長を信じて待ちたいと思います。止められずに、痛い思いをさせてしまって、申し訳ありません。

 
 
 

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