学校改革
- 智子 大瀧

- 1 hour ago
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あまりに昔過ぎて忘れていたのですが、小学生は大変なんだな、頑張っているんだなと思い出す出来事がありました。少し前にブログに書いたのですが、時の流れは人生の何分の一にあたるかで、1年が長く感じたり、短く感じたりするそうですが、小学校の6年間がすごく長く感じたことは覚えています。
その頃の記憶は断片的ですが、勉強や宿題がやっぱり大変だったと思います。通知表は、1から5段階評価で、年に3回もらって、上がれば嬉しいし、落ちれば叱られるし・・・。母の顔を想像してドキドキしたことを思い出します。
小学校の頃のことを思い出したのは、卒園児のQくんの学校構造改革の話を聞いたからです。Qくんの改革計画によると、小学生はランドセルを背負って小学校に行くのですが、ランドセルは玄関のところに置いていいそうです。自分で片付けなくても大丈夫。
ランドセルの中には何も入っていなくて、空のランドセルを全部片づけるのは先生たちの仕事。小学生は1時間目から4時間目まで自由に遊んでよくて、自分が好きな時間に給食を食べて、また遊んで帰る・・・。先生たちは職員室に行ってもいいし、子ども達と一緒に自由遊びをしてもいい。給食も好きな時間に食べていい・・・。それが2年生のQくんの学校改革計画です。
その話を聞いて、おもしろいと思うと同時に、子どもたちにとって小学校は、楽しい場所ではないのかもしれないと思いました。私たちの頃は、自分で考えたり選んだりすることはできなかったので、先生の指示通りに動くのが当然で、それをおかしいと思ったことさえ一度もありませんでした。
現状、不登校の子ども達は急増し、学校に行くことはできても、適応しづらい子ども達も増えています。先生の指示通りには動きたくない、自分たちで選択したい、すべきだという子ども達の主張かもしれません。
社会が変わりつつあることを、子ども達は敏感に感じているのでしょう。「楽しいことばかりでは何も身につかないよ」とお説教じみた話をするのはやめたいと思います。口数が少ないと思っていたQくんがそんな小学校を思い描きながら話してくれたことを聞いて、なんだか楽しい気持ちになりました。小学校はもっと変わってもいいのかもしれませんね。






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