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赤ちゃんが国を救う

 赤ちゃんの可愛さは特別です。新生児(生まれて1ヶ月)の赤ちゃんの可愛さはさらに格別です。私の娘は、昨年11月に出産したのですが、辛い出産後に、こんなに可愛いなら、もう一人産みたいと言っていました。お母さんにとって出産は痛みと苦しみを伴う大変なことですが、狭い参道を旋回しながらやっと生まれてきた赤ちゃんの顔にもそれがどれだけ苦しいことだったかが表れています。

 赤ちゃんは、お母さんの胎内という最高に心地よい環境から、ある日突然(赤ちゃんにとっては)この世に送り出されて不安でいっぱいです。でも、その不安を訴える術もなく、ただお母さんの温もりと匂いと声を頼りに必死に生きようとします。そんな赤ちゃんなので、可愛くないはずがありません。

 娘が里帰り出産をしてくれたので、生後2ヶ月間、じっくり赤ちゃんを観察することができました。「そんなに赤ちゃんが好きだったなんて知らなかった。」と娘に言われましたが、本当にかわいくてしかたないです。りんごの花保育園にも、たくさん赤ちゃんが入園してくれるといいのにと日々願っています。私だけでなく、他の先生たちも、「赤ちゃん、まだかな~」といつも話しています。


 先週、保育園関係の総会で、昨年福岡市の認可保育園の51%で定員割れが起こっていると話されていました。育児休暇が取りやすくなったこともあるのでしょうが、少子化が進行しているのは間違いありません。コロナ禍で、年間婚姻数は16.1%も前年より減少し、2021年の出生数は77万人台になると予想され、これはこれまでの政府推計よりも少子化が15年早まることを意味するそうです。

 「こんなに可愛いけど、これから先の教育費とか考えると、もうこれ以上はムリ」と二人目の子どもを産んだ娘は言います。国はコロナ禍で少子化が進み、悶々としているのに、一般市民は産みたくても産めないのが現実です。

 少子化に歯止めをかけるのは、幼児教育無償化の次の策です。高校、大学の無償化?保育(0.1.2歳児)の無償化?どれも待ったなしです。将来のお金に関する心配がなくなれば、こんなにかわいい赤ちゃんをもっと産みたいという人はたくさんいます。国策次第で、次の社会は変わります。高校、大学が無償化されれば、学歴を担保に、良き納税者が増えるはずです。つぎの一手が待たれます。


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