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配慮が必要な子ども達

先週、新年度に向けて嘱託医の先生に健康診断を行ってもらいました。保育園は、年2回受診するよう決められているので、新年度前と秋に受診しています。歯科検診は、年1回行われていて、子ども達の健康を守るための大事な制度です。


 開園からずっと同じ小児科の先生に診てもらっているのですが、終わった後に、「もう1園保育園の健康診断に行っているんですが、そこは走り回ったりするお子さんが何人もいて先生たちが大変そうだったんですけど、ここにはそんなお子さんはいないんですか?」と聞かれました。


 「りんごの花保育園にもさぽ~と保育を受けているお子さんが何人かいます」と答えると、「全然気づかなかったけど、そうなんですね。この前受けた研修で発達障害のお子さんが7人に1人いると聞いてびっくりして・・・」と言われました。


 以前ブログでも書きましたが、私も同じ研修を受けました。「発達障害」という言葉が浸透し、たくさんの保護者の方が不安になって療育センターに来られているそうです。まだ小さい子どもたちが発達障害かどうかを判断するのは難しいですが、早期療育はとても効果があるので、相談することは悪いことではないと思います。


 健康診断の時、先生たちが前もって話をしたり、順番を考えたり、不安にならないように手を握ったり、抱っこをしたりして受診したので、配慮が必要な子ども達も落ち着いて受診できたのだと思います。


 発達障害と言われる子ども達の中には、いつもと違うことが起こるととても混乱して、過剰な反応をしてしまうことがよくあります。事前に何が起こるか話したり、イメージを持たせたり、実際に真似をしたりすると、予測ができて緊張や不安がずいぶん和らぎます。発達障害と言われる子ども達だけでなく、初めてのことやいつもと違うことをするのに抵抗感を感じる子ども達は多いです。もしかすると大人だってそうかもしれませんね。


 それがわかっているので、先生たちは事前の準備や一人一人に合ったサポートを丁寧に行い、混乱なくスムーズに健康診断を受けることができたのでしょう。いつも温かく、一人一人の子ども達に合わせた対応をしてくれる先生たちに感謝です。

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