いっしょにかえろう

 夕方、玄関から子ども達の元気な声が聞こえて来ます。「いっしょにかえろう!」友達や先生たちとの間で交わされるこの言葉が聞こえてくると、なんだか心が温かくなります。


 りんごの花保育園の駐車場まで、子ども達の足で3分くらいかかるでしょうか(信号にひっかかると5分)?この3分の道のりを、子ども同士、先生たちと歩くのがとても嬉しいようです。みんな一斉に帰るわけではないので、たまたま一緒になると、文字通りラッキーな気分になるのでしょうね。


 「○〇ちゃん、一緒のお迎えだったね、やったね、いっしょにかえろう!」こんな会話が飛び交います。それから、駐車場までの短い道のりを、おしゃべりを楽しみながら手を繋いで帰ります。お母さんたちの会話も弾めば、さらに子ども達は嬉しい気持ちになります。


 子ども達同士の会話から、保育園での様子が伝わるようです。園で過ごすお子さんの姿を見ることはあまりできないのですが、送り迎えの時にお子さんと友達の姿を見ると安心できますね。


 子ども達は先生たちと一緒に帰るのも大好きです。大好きな先生との特別な時間なのでしょうね。「いっしょにかえろう!」と言える子どもだけでなく、まだ言葉が出ない子ども達も、大好きなおうちの方と先生たちが仲良く話しているのを見ると、とても安心するようです。


 今週はずっと雨続きなので、駐車場からの送り迎えが大変だと思います。申し訳ないなと思いながら、3月の卒園式の時に、保護者会会長さんが、「駐車場までの送り迎えの時間が親子と保護者同士にとって大事な時間でした・・・」と言ってくださったことを思い出して、大丈夫と思えるようになりました。お子さんと手をつなげる時間は限られています。小さくて温かい手の感触を思い出すとき、この愛しい気持ちが湧きあがってくることでしょう。

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