もっとこども食堂を
- 智子 大瀧
- Mar 13, 2021
- 2 min read
Updated: Mar 13, 2021
こども食堂は、東京都大田区の八百屋の店主が、2012年に、朝ごはんや晩ごはんを十分食べられない子がいることを知り、自ら始め、その後全国的に広がり、現在では3,700カ所あるそうです(M先生情報です)。
りんごの花保育園の法人で評議員をしてくださっているYさんは、福岡市で初めてこども食堂の運営に携わった方です。理事の方からYさんのことを紹介され、評議員になってほしいとお願いに行ったのは4年前でした。
私の実家の近くの小学校でこども食堂をしているから、そこに来てくださいと言われ、初めてこども食堂を見せて頂きました。小学校のすぐそばにある公民館で、月1回こども食堂が開かれていました。
その時のメニューは、カレーと桜餅だったことを記憶していますが、地域の方たちが和気あいあいと食事を作っていらっしゃいました。時間が近づくと、続々と集まって来て、賑やかになり、子ども達がこの時間を楽しみにしていることがわかりました。
こども食堂は誰でも利用することができ、地域のコミュニティの場になっているようでした。こんな場所がもっと増えると、子ども達と地域の人たちが関わり合い、お互いに安心して暮らせるのではないかと思いました。
Yさんが、「豊かな家庭で、高学歴の両親に育てられている子どもも来ています。お家の人にお金をもらってごはんを食べるように言われてるけど、夜遅くまで両親が帰って来ないから一人で寂しいって来るんです。」と話してくれました。
様々な家庭の事情があり、価値観があるとは思いますが、子どもが家庭に求めているのは、食事だけでなく、安心や温かさだと思います。どんなにお金があっても、親に愛されている実感がない中で育つのは寂しく、自分への価値が揺らぐのではないでしょうか。
誰一人取り残さないために、せめて地域に一つ(公民館・児童館など)、子ども達のお腹と心を満たしてくれる場ができることを願います。
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