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もっとよい保育のために

 先週、未満児クラスが近くの公園に遊びに行った時、1歳児のお子さんを連れたお母さんから、「どこの保育園ですか?」と尋ねられたので、「りんごの花保育園です」と引率していたS先生が答えると、「やっぱり・・・先生達の雰囲気でそうかなぁって思ったんですよ」「りんごの花保育園に入園させたいと思ったのですが、入れなくて・・・」と言われたそうです。1歳児は育児休暇明けの入園希望が多いので、希望する園に入れない状況が続いています。期待に応えられなくて申し訳ないと思いつつ、開園して5年が経って、地域の方に少しずつりんごの花保育園を知ってもらい、イメージを持ってもらえるようになったことを嬉しく思いました。


 昨日、面接に来られた1歳児の保護者の方は、お子さんを預ける園を決めるために、13か園を見学されたそうです。安心して預けるところが見つからなければ、保育園に預けることも諦めようと思っていたと話されていました。「ここに決まってよかったです」と言われた時、背筋が伸びました。安心してお子さんを預けてもらえるよう、さらに努力しなくてはと思います。


 先週金曜日の職員勉強会で、りんごの花保育園の保育マニュアルをみんなで読み合わせて、確認しました。もっと良い保育のために、変えた方がいいところは変えようと思っています。先生たちから、この時期にマニュアルを読んで、みんなで共通理解をしたいという声が出たのが嬉しいです。先生たちの意識が高いのがりんごの花保育園の一番の強みです。


 まずは社会人としてのモラルや、子ども達への関わり方を再確認しました。マニュアルにも、子どもに「だめ」「やめなさい」と言う言葉を使わないよう書いてあります。叱るときは、子どもに目線を合わせ、子どもの年齢や一人一人に合わせてわかるように伝えること、何度も同じことを言わないことが書いてあり、読み直してホッとしています。みんなしっかりできているからです。


 子どもの名前を短縮しないできちんと呼ぶこと・・・きょうだいがいる子ども達は、おうちと同じ呼び方をしている子もいますが、保育園では短縮しないで正しく呼ぶように子ども達に伝えることにしました。保育園では、男の子は、〇〇くん、女の子は〇〇ちゃんと呼んでいますが、今後は変わっていくかもしれませんね。


 先生たちから、園のスモックの色がピンクと青で、男女の固定観念に繋がっているのでは?という意見が出ました。男の子は青、女の子はピンクと決めているわけではなく、選択制なのですが、黄色も選択肢の中に入れた方がいいかもしれません。これからを生きていく子ども達なので、できるだけ男女の固定観念はなくしたいと話し合いました。


 マニュアルを見直すと、関連して日頃疑問に思っていることが出てきます。共通理解できていると思っていても、細かいところの意識が違うこともあるので、みんなで話し合いながら子ども達が迷わないように、私たちも迷わずに子ども達に関われるように、新しくマニュアルを作るつもりで見直しに取り組んでいきたいと思っています。

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