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トイレトレーニング

 トイレトレーニングは、幼児期の親子にとって悩みが多い課題ですね。りんごの花保育園では、2歳児のうちにトイレトレーニングを完了して、りんご組(3・4・5歳児)に進級することを目標としています。


 とは言え、個人差が大きいので、無理をすると、子どもの自尊心を傷つけてしまいます。充分な配慮と見立てが必要です。


 りんごの花保育園の未満児クラスは、『育児担当制』なので、先生たちが一人一人のお子さんの排尿間隔を把握しています。「みんなでトイレに行こう」「トイレの時間だよ」いう声掛けをすることはなく、お子さんの側に行って、遊びを見守りながら、切りがいいところで声をかけています。


 3歳児のQくんは、トイレトレーニングが完了せずに、りんご組に進級したのですが、ズボンを脱いだり、モジモジしたり、たくさんのサインを出してくれます。でも、トイレに行くのをとても嫌がっていました。


 ある日、保育室内で漏らしてしまったのですが、その後何回か同じ場所でするようになりました。担任のY先生はそれをとても喜んで、ベランダにオマルを置いて、いつでもできるようにしたいと話していました。


 その後、トイレの奥のシャワーで身体を洗う場所で、他の先生が「ここでしてもいいんだよ」とシャワーを流しながらQくんに声をかけると、そこで出るようになりました。大進歩です。


 先週は「◯◯くんと一緒にトイレに行ったら?」と声をかけると、初めて便器ですることができ、みんなで大喜びしました。


 りんごの花保育園の先生たちは、誰かが失敗しても、何もなかったようにスッとシャワー室に連れていきます。排尿は生理現象なので、叱ってどうにかできるものではありません。いつかは必ず自立できるようになります。


 だからと言っていつまでもオムツのままでいいわけではないので、排尿間隔を把握して、友達の姿を見せ、トイレの環境を整え、適度な声掛けをすることが大切だと思います。

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