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ピーマンはおいしい

朝、給食室からはな組(1・2歳児)の子ども達の元気な声が聞こえてきました。自分達で育てたピーマンを収穫して、給食室の先生に、「お料理してください!」とお願いしたようです。先日は、生のまま千切りにしてポリポリ食べていたのですが、その新鮮な苦さをしっかり味わったようです。大人でも苦手な人が多いと思いますが、生のまま食べれる子ども達はすごいです。


 今日は、給食の先生が胡麻和えにして給食の時間に出してくれました。

『無限ピーマン』のレシピになるんじゃないかと思うくらいおいしかったです。でも、先日生のまま食べていたYくんは、今日は食べなかったそうです。やっぱり目の前で調理する(切る)と食べたい!おいしい!と思えるのかもしれません。


 生のまま食べることができなかった野菜が苦手なMちゃんは、「今日は食べるよ!」と給食の先生に宣言したそうです。いざ給食の時間になって、ピーマンの胡麻和えのお皿を見てひるんでしまったそうですが、それでも少し食べることができて、「Mちゃん、ピーマン食べたよ!」と満足気だったようです。


 野菜が苦手な子は多いです。特に葉物野菜や緑の野菜は人気がありません。どうして偏食になってしまうのか、よくわからないようですが、人それぞれ感じ方が違うので、匂いや味、触感が気になってしまうのでしょうね。


 

 私は全く嫌いなものがないので、「こんなにおいしいのになぜ食べないの?」と思うこともありますが、自分の感覚を押しつけるのはかわいそうな気がします。子どもだって、できれば全部残さずおいしく食べたいと思っているはずです。食べず嫌いをしてしまうこともあるので、食べる意欲を大切にして、食べたいと思っている時を逃さず、タイミングよく勧めたいと思います。


 平成17年に食育基本法が制定された時、長崎の大学で栄養学を教えてある先生とお話をする機会がありました。とっても気さくな先生で、「ねえ、なんで国は食育基本法なんて作ったと思う?」「全然わかりません・・・。」「医療費の抑制のためよ。このまま何も手を打たないと、日本人が間違った食生活をし続けて病気になって医療費が国の予算を圧迫してしまうからよ。食育基本法の制定は国家戦略よ!」と熱く語ってくださいました。


 あれからもう17年も経つんですね。確かに学校はじめ企業でも食育に力を入れるところが増えています。生きることは食べること。一日3回、何を食べるかで私たちの身体は変わっていくんですね。やはり子ども達には、野菜のおいしさやバランスよく食べる大切さを伝えていきたいと思います。

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